HOME > すべての記事 > 介護士の転職~転職で何が変わる? > 他職種から介護士へ移った際に戸惑うことと、慣れるためのポイント

介護士の転職~転職で何が変わる?

他職種から介護士へ移った際に戸惑うことと、慣れるためのポイント

介護では、他の職種をしていた人が多く働いています。
他の職種から介護の仕事を始めた場合戸惑うことはどのようなことでしょうか?

介護の仕事は特殊な面も多くあります。そのために慣れるまでに時間が必要なことも多くありますが、前もってイメージができると不安を減らすことができます。
では、実際に他職種から介護士へ移った場合に戸惑う点を見ていきましょう。

コミュニケーション能力の必要性

介護は一人で行うものではなく、介護を行う相手として利用者がおり、1人の利用者に対して多くの介護士が連携をとりケアに当たります。

それに、介護だけではなく、医療、看護など他の職種との連携も大切になります。
そのため、1人の利用者に対してみんなで情報を共有する必要がありますので、普段からコミュニケーションを取る必要が出てきます。

利用者との会話でも、体調の変化や、困っていることなどについて情報を得る必要がありますし、もし利用者の横転などがあった場合、隠すなどしてしまっては最悪な事態につながることもあります。

もちろん他の職種についても「報連相」が大切ですが、介護でも「報連相」がとても大切になります。
普段から言いやすい雰囲気を作るためにコミュニケーションを取ることがとても大切になります。

人をお世話するということ

nakama

介護の一番の仕事は、できないことのお手伝いです。ケアをすると言うことです。
もちろんおむつ交換や入浴介助も含まれます。

相手は人間ですので、自分のペースで物事を進めることができず、相手に合わせることが大切になります。
ただ、忙しく次々仕事があるため、相手のペースに合わせるばかりでは時間が足りなくなってしまうこともあり、相手のペースに合わせながらも要領よく物事を進める必要性が出てきます。

慣れないうちは苦労も多いですが、自分のペースに合わせさせることは横転などのけがにもつながりますし、物事が自分のペースで進まないことを頭に入れておく必要があります。

書類が多い

パートなどで働く場合は、ケア日記など限られた記入で済みます。
ですが、正社員として働く場合はたくさんの書類が必要になります。
パソコンでワードやエクセルを使い書類作成も必要となるのでパソコンが使える必要があります。

介護は、介護報酬が発生するため、書類をきっちりと作成し、収める必要があることを頭に入れておいた方がいいでしょう。

事業所独特の決まり事が多い

介護は連携して行う仕事です。
そのため、早番がする仕事、日勤がする仕事なと役割分担がされていることも多くあります。
早番だけ、日勤だけなど決まった時間に働く場合もありますが、シフト制で働く場合すべてのシフト別の仕事を覚える必要があります。

夜勤に入るときも、2回は同行させてもらえるけど3度目からは1人で夜勤をこなす職場もありますので、最初のうちは覚えることが山のようにあります。
オススメとしてはメモ帳を用意し、それぞれの勤務別に仕事内容を書き込んでおくことです。

利用者さん一人ひとりのケアの仕方を覚える必要がある

介護は一律同じケアを行うわけではありません。
多くの人が暮らしている施設などは名前と顔を覚えるのも一苦労なのに、それにプラスしてケア内容を個別に覚えていく必要があります。
嚥下状態によってトロミの濃さなども違いがあるため、覚えないといけないことは山ほどあって大変です。

このことの対処法としてもメモ帳にそれぞれの方のページを作り一人ひとりのケア方法を書き込んでいきます。
そして、方法が分からないときなどは勝手に考えてするのではなく他の介護士からの指示を受けましょう。

トロミが必要な利用者さんにトロミ無しの飲み物を出してしまったり、おやつの制限がある人に対しておやつを出してしまっては一大事につながることがあります。
分からないことは必ず聞き、2度3度と聞かないでいいようメモしておきましょう。
時間があるときなどに見返しをし、できるだけ早く頭の中へ入れることが大切です。

年齢に関係なくキャリアが長い方が先輩

介護の仕事を始めると、介護技術に対してやケア方法、コミュニケーションの取り方など様々なことの対してアドバイスをもらうことがあります。
自分では一生懸命しているつもりでもいろいろと言われると自信を無くすこともあるかもしれません。

中にはきつい口調で言われることもあるかもしれませんし、嫌な思いをすることがあるかもしれません。
転職だと年下の介護士から言われることも想定されます。
介護士によってははっきりと物を言う人も多くいますので、そのことを頭に入れておいた方がいいでしょう。

まとめ

介護の仕事で一番大切なことは2つです。
1つはしっかりとコミュニケーションをとること、もう1つは介護技術を磨き続けることです。
コミュニケーションが上手と言う意味ではなくしっかりコミュニケーションを取ろうと頑張ることです。

介護士たちは仲間意識も強く、一度仲間として受け入れてもらえるとぐっと仕事がやりやすくなるでしょう。
最初はどのような人なのか他の介護士たちは見ています。
真面目に仕事に取り組むことで回りもちゃんと評価をしてくれるでしょう。

掲載中の転職サイト一覧

介護士の転職~転職で何が変わる?関連記事