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介護士コラム~体験談~

12月の介護施設は楽しい!「年越しうどん作り&うどんリハビリ?」

介護施設の12月は「行事・企画が盛りだくさん」というところも多いと思います。
寒くなる時期なので、ご利用者様の体調にもより一層気を配る必要はありますが
「楽しく笑えば免疫力がアップして、健康にも良い」という説もあるので、12月はいろんな理由をつけて、行事・企画を立ててご利用者様と一緒に楽しむ・・・これも介護士の仕事の魅力と言えます。

今回の記事は、12月の介護施設の楽しい企画・行事の例として「年越しうどん作り」という体験談をご紹介します。

年越しそばにしなかった理由

私が以前働いていたデイサービスセンターは、年末は12月31日まで通常営業をしていました。
(余談ですが、元旦と1月2日は、統計上ご利用者する方が少ないことがわかっていたので、その2日間は休業しておりました。)

そんなデイサービスセンターで12月31日(大晦日)に行事として企画したのが「年越しうどん作り」でした。

世間一般「年越し」といえば「そば」という発想になるのに「なぜ年越しそばにしなかったのか?」と疑問に思う方は多いと思います。
簡単に言えば「そば作りはスピード勝負=高齢者(ご利用者様)向きではない」けど「うどん作りは時間をかけてもかまわない=高齢者(ご利用者様)が交替しながら生地をこねることができるので、多くのご利用者様と楽しく作ることができる」ので、そばではなく、うどん作りで行事を企画しました。

厚めのビニールを使えば、足でも踏める

一般的な高齢者において「餅は誤嚥・窒息の危険性が高い」食べ物ではありますが、うどんはそのような食べ物にはなりません(餅とうどんでは比較対象にはならないかもしれませんが)。

「コシのあるうどんができた」からといっても、ご利用者様が食するうえでは、介護士としては高齢者の食事に対する一般的な知識があれば声かけなどで対応できる範囲と言ってもよいでしょう。

話は変わりますが、うどんは生地をこねる際に時間をかけても、そばのようにボロボロになることがないので、多くのご利用者様に生地をこねる作業をレクリェーションのように体験していただくことができます。
ご利用者様の世代では「昔は普通の家庭でうどんを作っていた」という経験を持つご利用者様もまだまだいらっしゃるので、うどん作りを通して懐かしい昔話も盛り上がったりします。

「うどんは足で踏んだりするんだ。そうするとコシが強くなる」と言われるご利用者様もいるので、米袋に近い厚さのビニール袋を用意して、その中に生地を入れて足で踏んでもらうと、うどん作りもより楽しくなります。
私がうどん作り行事の主担当だったときは、うどん生地を厚手のビニール袋に入れて、平行棒の間において、ご利用者様が平行棒につかまりながらうどん生地を踏んでこねて「うどんリハビリ」なんていうネーミングをつけて、ご利用者様と介護士で楽しんだりしました。

形のアレンジも可能?

十分にこねたうどん生地をある程度ねかせて、その後平たく伸ばして、折りたたんで細く切ればノーマルな普通のうどんになります。

しかし、うどん生地は様々な形にアレンジか可能な便利な食材でもあります。
切り方が多少太くても、ゆでてしまえば、食べることは可能です。例えて言うなら、名古屋名物「きしめん」や山梨名物「ほうとう」をイメージしていただければよいと思います(両方とも平たいうどんです)。

ご利用者様と行事としてうどん作りをするときは、かえって形が不ぞろいの方が味があっておもしろいとも言えます。
ゆで上がったうどんを食べるときに「この形は私が切った」などと、それだけでも話題になり、ご利用者様にとっては脳の活性化につながるとも言えます。

原材料は小麦粉なので、最終的には熱をとおせば食べることができる

介護事業所におけるご利用者様とのうどん作りなので、うどん作りの専門家ではない分、作る量にも、出来上がりの質感も、常に異なると言えます。プラスの視点で見れば「うどん作りのたびに仕上がりが違うので個性がある」と言えるでしょう。

うどんの原材料は小麦粉です(強力粉を使う方法が多いと思います)。
モトが小麦粉ということは、熱さえとおせば、様々なパターンで食べることができるということです。

白玉だんご風にしてみたり(ご利用者様が食べるということを想定した大きさでないと誤嚥の危険性があるため、大きさには工夫が必要です)、円形にうすく伸ばして餃子の皮みたいにして、ゆでてたべてみたりと、まさにレクリェーション感覚で楽しむことができる素材とも言えます。

うどん生地はアレンジの効く、アイデア次第では面白い食材になります。
年末の年越しそばならぬ、年越しうどん作りはもちろんのこと、多くのご利用者様にこねていただき様々な形に切って楽しんでいただくことができるので、介護施設、事業所の行事には衛生面にさえ気をつければ便利なアクテビティ素材とも言えます。

まとめ

いかがでしたか?
12月の介護施設の楽しい企画・行事の例として「年越しうどん作り」を、実体験としてご紹介しました。
ご紹介した内容が、現任の介護士の方の行事企画立案のヒントになれば幸いですし、介護の仕事に興味・関心を持っている方が「介護って楽しい!」と思っていただく材料の1つになれば幸いです。

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