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介護士コラム~体験談~

3福祉士の中でも総合福祉職!介護福祉士会倫理綱領の4より引用

いわゆる3福祉士(社会福祉士、精神保健福祉士、介護福祉士)の中で、介護福祉士だけは身体を使う(ご利用者様を介助するので)こと含め、総合福祉職といっても過言ではありません。

今回は日本介護福祉士会倫理綱領の4を引用し、介護士が総合福祉職であることのメリットについて触れてみたいと思います。

総合的サービスの提供と積極的な連携、協力

日本介護福祉士会倫理綱領の4を引用すると、このように書かれています。
「(前略)利用者に最適なサービスを総合的に提供していくため、福祉、医療、保健その他関連する業務に従事する者と積極的な連携を図り(後略)」

ここから読み取れることは「介護士には、医療、保健などと積極的な連携を図ることが求められている」ということです。

もちろん3福祉士のうち、社会福祉士や精神保健福祉士にも同様のことが求められています。
しかし、介護福祉士は(これから介護福祉士を目指す介護士も含め)、より医療や保健との関係(知識的な部分と言ってもいいかもしれません)が大切になってきます。
それはなぜでしょう?

直接処遇の職種であるからこそ・・・

介護福祉士(介護士)は、自らの身体を使ってご利用者様と関わり、必要な介護(介助)を提供していく、直接処遇の職種(資格)と言えます。

例えばご利用者様の血圧や脈のチェック。
最近は自動血圧系で、介護士が血圧・脈・体温などを測ること(バイタルチェックなどと言います)も多いと思います。
単に測って数値を記録するだけなら、誰でもできます。

でも例えば血圧が高いまたは低いがわかっているか、脈の数値がおかしいと気づくことができるかでその後の対応が随分と違ってきますし、介護福祉士(介護士)はご利用者様のいちばん身近で、ご利用者様の変化に気づくことができる職種とも言えます。

またご利用者様の急変に備えた知識などが必要であると言えます。
ご利用者様の多くは、病状が安定していても基礎疾患として何らかの病気を持っているといっても過言ではありません

医療の専門職までの知識は無くてもいいけど・・・

もちろん、医師や看護師のように医療の専門職ほどの知識や技術を持つ必要はありません。
でも、ご利用者様と関わり、ご家族様と話をするうえでは医療や保健の知識を多少知っておくに越したことはありません。

まとめ

いかがでしたか?
介護福祉士(介護士)は、ご利用者様にいちばん身近に関わる直接処遇の職種です。
社会福祉士や精神保健福祉士とは違った“直接処遇”の職種であるからこそ、総合福祉職として医療や保健の知識を持っていると、例えばご利用者様の変化した状況などを、必要な機関に適切に伝えることができたりもするのです。

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