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介護士コラム~体験談~

ご利用者様の行方不明事故!しかしまさかの展開!?私の失敗体験

歩くことができる認知症のご利用者様は、ときに施設の外へ出ていこうとされます。
それ故に歩ける認知症のご利用者様が職員の気づかない間に施設外へ出られてしまう行方不明事故につながることもあります。
今回の記事では、そんな行方不明事故にまつわる私の恥ずかしい失敗体験をご紹介します。

結果的に施設内にいたM様

結論から言います。

行方不明ではありませんでした。施設内にいらっしゃったのです。

歩くことができる認知症のM様(女性)が、私が責任者をしていた認知症高齢者グループホームにご入居されてきました。

ご自宅からいらっしゃったということもあり、環境に慣れるまでの間は「私は家に帰る」とよくおっしゃっていました。
(でも実際は施設外に出られるようなご様子や帰りたくなるご様子はほとんどありませんでした。)

責任者の出張中に緊急連絡→遠隔指示!?

ある日、私が出張先から施設に戻っている最中に施設から電話がきました。

「M様がいません!」と介護士のあわてている声です。

私は施設に戻っている最中で、施設に到着するまでまだ30分以上かかる場所にいました。
そのときの状況をリアルタイムで確認することができないので、私は「もう1度施設内を全部探して!トイレとか倉庫とか見えないところにいるかもしれない」と指示を出しました。

同時進行で私は法人の上席に行方不明事故発生の一報の電話と、ご家族様への一報の電話をしました。

数分後、介護士から電話、「やはり施設内はいません」との事。

一応、行方不明発生時の対応マニュアルは整備されていたので、それに則って必要な連絡をとるように指示しました。
(結果的にこのマニュアルは今回は活かされませんでした・・・)

具体的な指示をし忘れた場所でM様無事発見!

行方不明発生から30分を過ぎ、私はようやく施設に到着しました。
状況を自分の目で確かめようと思っていたその時、

介護士「いました!」

私「どこで?」

介護士「それが・・・すみません、押入れの中で寝てたみたいで・・・ホントにすみません」

私「???」

とにかく居室を確認しに行くとそこにM様がおられたのです。

冷静に振り返ると、遠隔指示をした際に「トイレ」「倉庫」とは具体的に言ったのですが、「押入れ」とは言っておりませんでした。(トホホ・・・の気持ちですね。)

ご家族様は笑って許してくださいましたが、私はなんとも恥ずかしい責任者となっていたのでした。

まとめ

いかがでしたか?

ご利用者様が施設内で発見された行方不明にまつわる私の失敗体験です。
まずは落ち着いて施設内を隅から隅まで探してみましょうね。

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