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養護老人ホームは精神的なケアが大切

養護老人ホームとは、内容には特別養護老人ホームとは変わりはないですが、利用者はなんらかの理由によって市町村の措置で入所(言葉を変えると市町村判断)します。
なんらかの理由とは虐待、介護者が不在、など様々な理由です。
養護老人ホームで働く介護福祉士はどのような仕事内容なのでしょうか。また、養護老人ホームで働くとどのようなスキルを身に付けることができるのでしょうか。

通常の老人ホームと同じ内容、家族の対応が難しいこともある

養護老人ホームでは要介護者が入所されて生活をしますので、通常の老人ホームのように介護を行うことが主な仕事内容になります。排泄介助、食事介助、入浴介助、レクリエーションなど様々な介護を行います。
ケアプランの作成やカンファレンスの出席なども行います
また、家族の対応はほとんどが生活相談員が行いますが、場所によっては介護福祉士が行う場合もあります。養護老人ホームではなんらかの理由があって入所していますので、家族の対応が難しい場合もありますので注意しておきましょう。

精神的なケアも大切になってきます。相手の気持ちを思いやりましょう

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何らかの理由で、虐待を受けて入所した人は精神的にトラウマを抱えている場合があります。例えば身体的な虐待を受けてきた人は身体を触られることを非常に嫌がる、女性が苦手、男性が苦手といった面を持っている場合があります。
介護福祉士としてはそのような方のケアを行わないといけませんので、精神的なケアも仕事の内になります。
特に養護老人ホームでは最初は精神的なケアを最優先に行って、信頼関係ができてきてから身体介護を行うという方針のところもあります。

自ら望んで入所してきた人ばかりではない、支える支援が必要です

市町村の判断で入所されていますので、入所を本位に思っていない人も多いです。自宅で過ごしたかったのに無理やり連れてこられたと思っている人も少なくはありません。
そういった方は閉じこもりがちになり、介護職員ともなかなか話をしてくれません。介護福祉士としてはそういった方もきちんと信頼関係を築けるように支援をしていく必要があります。
最初は嫌がられるでしょうし、暴言、中には暴力をふるう人もいるかと思います。きちんと職員同士で情報を共有し合ってその人に関わっていくのも大切な仕事になってきます。

まとめ

養護老人ホームの特徴としては生活されている人は措置で入所された人だということです。
その為、身体的な介護はもちろんですが、一般の老人ホームよりも精神的な支援が必要になってきます。

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