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知的障害者更生施設では外部連携、家族対応が主になる

知的障害者更生施設では多くの知的障害者が過ごしており、外部からの相談も受け付けます。近年自宅で過ごす知的障害者の数は少なくなってきており、なんらかのサービスを利用する場合が多いですので、知的障害者更生施設は知的障害者を持つ家族、本人にとって非常に頼りになる施設となっています。
知的障害者更生施設で働く社会福祉士の方はどのような働きをしているのでしょうか。
また、知的障害者更生施設で働くとどのようなスキルを身に付けることができるのでしょうか。

生活相談員として相談を受け付ける、悩みにも耳を傾ける

知的障害者更生施設で働く社会福祉士は生活相談員として、様々な相談を行っています。入所している方の相談、苦情解決などはもちろんですが、外部から来る家族の相談、役所のケースワーカーの相談なども主な仕事になります。
外部からの相談の場合は相手の悩みを聞き出して、自分の施設で対応できるのであれば対応を行って、対応ができないケースの場合は対応をしてくれるところを探す必要があります。
生活相談員としては働くのであれば地域の社会資源を知っておくと仕事もスムーズに進むでしょう。

知的障害者更生施設では家族の対応が難しい場合もあります

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知的障害者更生施設では多くの場合、家族(親)が子供を預けるケースが多いです。高齢者施設の場合は自分の親を預ける場合がありますが、障がい者施設ではそれが反対になります。その為、家族の対応が難しくなる場合がありますので注意しましょう。
自分の子供の事を大切に考える家族の方は、高齢者の家族と比べると非常に多い傾向にあります。
その為、ウチの子供を大切にしてほしいなど、少し難しい相談を受けることがあります。その場合は職員とよく話あってから対応をするのが望ましいです。出来ないことは出来ないと断る気持ちも大切になってきます。

顔の広さが武器になる。外部との連携が多い仕事です

知的障害者更生施設で働くと様々な外部資源を知る事が出来ます。例えば、自分の所では難しい場合は他の施設にお願いすることになりますが、これは同じ知的障害者更生施設以外にも、一般の企業、養護施設、民間の施設など様々な資源に繋げていくことになりますので非常に顔が広くなります。
そういった顔の広さ、資源を熟知するということは今後の仕事には非常に役に立ちます。例えば障がい者施設から転職した場合でも、社会福祉士として働くのであればそういった情報は非常に役に立ちます。

まとめ

知的障害者更生施設は障がい者施設でも対応が難しい場所です。家族の対応ももちろんですが、本人も知的の具合によってある程度わかっている場合もありますので、難しいです。
しかしそれを経験していると、他の所に行っても問題なく仕事ができるようになりますので、最初に働く場所としては適していると言えます。

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