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介護士のお仕事

介護士としてレベルアップ!「療養型病院で医療の知識を身につける」

介護士としてレベルアップしていくためには「どのような介護系職場で、どのような経験を積むか」が非常に大切です。

特に「介護系資格を取りたてで、学んだ知識や技術が熱いうちにあえて介護の手間がかかる経験を積んでおく」と介護士として非常に成長できます。
今回の記事は、介護士としてレベルアップのために「療養型病院で医療の知識を身につける」という内容に触れてみたいと思います。

学んだ知識や技術が熱いうちに

何らかの介護系資格を取得したばかりで、これから介護士としての第一歩を始めていくのにあたって、よくありがちなのは「最初から重度のご利用者様に関わるのは、自信がないので抵抗がある」という思いを持つ人が多いということです。

このような思いを持つのは当然とも言えますし、理解ができないわけではありません。

しかし、介護士として実際に経験を積んだ者としてあえてお伝えしておきたいことがあります。
簡単に言えば「重度を経験してから軽度に関わるのはスムーズに移行できる」が「軽度を経験した後、段階的に重度に関わっていこうとするのは介護士として心身とも苦労する」ということです。

表現が適切ではないかもしれませんが、資格を取りたてで学んだ知識や技術が頭の中に残っている(熱い)うちに、重度のご利用者様と関わり、手間のかかる介護を繰り返す方が、学んだ知識や技術がスムーズに定着します。

運転免許に例えると「自動車学校卒業後すぐに免許を取得して日常的に自動車に乗る」方が運転が上達し、「免許を取得したけれど、運転しないままペーパードライバーになると、いざ運転しようと思ったときには怖くて運転できない」ような状態です。
これと同じような事が介護の資格取得後にも言えるということです。

療養型病院で医療の知識を身につける

介護系の資格を取りたての人におすすめの職場の1つが「療養型病院」です。

療養型病院は細かく分けると「医療療養型病床」と「介護療養型病床」がありますが、オモテ向きには見分けがつきにくく、かつオモテ向きには両方の病棟が混在している療養型病院が多いです。
介護士としての職場選びという点では、医療療養型病床であっても介護療養型病床であってもかまいません。
どちらであっても介護士として良い経験を積める職場であることはまちがいありません。

良い経験を積める大きな理由の1つは、重度のご利用者様(病院は患者様とお呼びすることが多いと思います)に対して、ご利用者様の状態が大きく変化しない限りはほぼ毎日同じ時間帯に同じ介護をしていく、つまり介護士にとっては手間のかかる介護を反復していくことになるので、高い介護技術や知識を身につけやすいという点です。

もう1つの大きな理由、これは他の介護施設や事業所以上に医療の知識が身につくという点です。
「ベースが病院なので、医療の知識を仕事を通じて学ぶことができる」のです。

介護士は良い意味で「福祉の総合専門職」とも言えます。
医療面の知識は医師や看護師におまかせの介護士よりも、多少なりともご利用者様に関係する医療の知識を持っておくだけで、ご利用者様の体調変化を早めに察知する感覚も養えます。
介護士としてよりレベルアップできるのです。

転職時も有利に働く医療面の知識

療養型病院によっては、介護士のことを「看護助手」と呼んだりすることもあります。
「看護助手」という響きは、看護師のサポートのようなイメージにもなりがちですが、決してそんなことはありません。

ただ、この「看護助手」という響きからも連想できるように、介護士として療養型病院で働くということは「常に活きた医療を、身近で見て学ぶ事ができる」ということになります。

介護士の働く職場は今の時代、非常に多く存在しますが、介護士が活きた医療を身近に感じることができる職場は療養型病院しかないと言っても過言ではありません。

(老人保健施設も、医療寄りな面がありますが、療養型病院ほどの医療施設ではないことをお伝えしておきます。)

療養型病院で、活きた医療を身近に学べる環境は、介護士として転職を考えた時に有利に働きます。
履歴書や職務経歴書に、例えば「○○病院で看護助手として勤務」と記載できて、しかもその病院で例えば「主として要介護5の患者様の病棟を担当」や「感染症対策委員会を経験」等を記載できるとなると、介護施設、事業所の採用担当者の目にとまることは間違いありません。

介護業界全体が、慢性的な人材不足になっている中で「療養型病院経験者」というだけでも、採用担当者にとっては「医療現場に近いところで経験しているから、医療の知識が豊富な介護士」というプラスの見方が働きます。

そして面接官に職務経験を質問されたときに、例えば「療養型病院の看護助手として、要介護5の患者様中心に関わってきました」「胃ろうの患者様の、介護士ができるケアを主に担当してきました」等の返答ができれば、面接官にさらにプラスの印象を与えることができるはずです。

まとめ

いかがでしたか?療養型病院で働く介護士は、介護士としてのレベルアップはもちろん、活きた医療の知識を仕事を通じて身につけることができる環境です。
今回ご紹介した内容が、介護士としてよりレベルアップを目指す方の参考になれば幸いです。

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