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労災特別介護施設では精神的なケアが大切

労災特別介護施設とは通称ケアプラザと呼ばれる施設であり、介護保険上の施設とは違います。労災に合われた高齢者、障害者を対象としており、全国に8箇所あります。
ここで働く介護福祉士の方はどのような仕事をしているのでしょうか。また、労災特別介護施設で働くとどのようなスキルを身につけることができるのでしょうか。

加齢による身体機能の衰えよりも、事故、怪我によるものが多い

労災特別介護施設で行う介護業務は通常の介護業務と同じやり方になります。排泄介助、食事介助、入浴介助等の基本的な介助はもちろんですが、レクリエーションやその他みの周りの支援を行っていきます。
また、労災特別介護施設では労災を受けて入ってこられるので、体に障害を持っている方が多いのです。足が無い、腕が無い、といったように体になんらかの欠損がある人が多いです。
そのため、高齢者介護のように加齢に伴う身体機能の衰えだけではなく、怪我、事故により身体機能欠損の方が多いのです。

書類関係の業務が老人ホームよりも少ないです、介護に集中できる

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介護施設であればそこで働く介護福祉士の方は、ケアプランなどを作成することがありますが、労災特別介護施設は介護保険の範囲内の施設ではありませんので、基本的にケアプランは作成しません。
そのため、高齢者施設よりも介護に集中して働くことができます。その他の、介護保険上の施設であれば必要な記録等の書類も少ないですので、事務的な作業が苦手な人に対してはお勧めの施設だといえます。

遠出からやってくる人もいます。精神的なケアに注意しましょう。

労災特別介護施設は全国に8箇所しかありませんので、入所された方は遠くから来ていることがあります。老人ホームであれば近隣住民の場合が多いのですが、労災特別介護施設ではそのようなことはありません。
そのため、方言などが違っていたり、入所後間もない時には混乱してしまったりすることがありますので、注意が必要です。
老人ホームに比べると精神的なケアが必要になります。遠い人であれば家族の方も滅多にこれませんので精神的に不安定になる方が非常に多いです。介護福祉士としては落ち着いて生活してもらうために、精神的なケアを心がけておきましょう。また、老人ホームに比べると若い世代の方もいますので注意しておきましょう。

まとめ

労災特別介護施設はあまり馴染みの無い施設ですが、労災で体に障害を負った方がほとんどですので、老人ホームとは違う部分で神経を使うと思います。特に精神的な支援は必要になることが多いですので、心がけておきましょう。

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