HOME > すべての記事 > 介護士のお仕事 > リウマチって何?介護をする上で知っておきたいリウマチを持っている高齢者の介護方法

介護士のお仕事

リウマチって何?介護をする上で知っておきたいリウマチを持っている高齢者の介護方法

リウマチの高齢者は、日々痛みなどの辛さや自分で思うように動けないことに対する不安などを抱え日々過ごしています。ここでは、そんなリウマチの高齢者に対する介護方法についてお伝えします。

天候によって痛みが変わることを知ることが必要です。

 リウマチは、晴れている日は比較的痛みが少なく、雨の日などの湿度の高い日は痛みが強く出ることが多いです。そのため、痛みの強い日にはリハビリなどを無理には誘わず、ベッド上でできるリハビリを実施するなど、プランを臨機応変に変えていくことが大切となります。しかし、痛みがあるからと言ってリハビリを行わないと、逆に関節が固まり動けなくなることもあるため、痛みがある日でもホットパックなどで痛い部分を暖めるなどし、関節の痛みを和らげるケアも取り入れることが大切となります。
 また、晴れている日には歩くリハビリなどできる日は無理しない程度にリハビリを実施し、歩行状況や生活の質を落とさないよう介護をしていくことが大切となります。

補助具を使い自分でできることは自分でしてもらえるよう、介護することが大切です。

044707
 進行とともに関節の変形などに伴い、自力で食事をすることが難しくなります。そのため、折り曲げスプーンなどの補助具を使い自力で食事ができるよう、使う物を都度検討していくことが大切となります。特に、食事に関しては食器が滑らないよう滑り止めマットを使用するなど、補助具をうまく活用し自立を促します。
 これは、リハビリの一種でもあり残存機能の維持にもつながります。しかし、すべてを自力で行ってもらうわけではなく、できない部分は介護を行い手を貸しながら自力でできることは行い、できることがあるという事を認識してもらう事も必要です。

歩行動作に気を付け、転倒予防を行うことが必要です。

 高齢者は転倒に気を付けなければなりませんが、特にリウマチの高齢者は歩行状態が悪く斜めに歩くことが多いです。そのため、物にぶつかり転倒してしまう事は少なくありません。また、立位保持もうまくいかずトイレ内での転倒も起こりやすいため、介護者は転倒のリスクを考え、介助していくことが必要不可欠となります。
 また、関節の変形に伴い助けを呼ぶことができないことも多く、さらに自分でできると思い実施した結果転倒することも少なくありません。そのため、高齢者がいつでも助けを呼ぶことができるよう、ナースコールは本人の手の届くところに置き動きを把握することが大切となります。

まとめ

 リウマチは、進行する病気でありまた、最後は寝たきりとなってしまうことが少なくありません。そのため、少しでも自立できる時間を延ばすためにも、残存機能の維持できるケアを行っていくことが必要となります。また、常に症状が出現しており、辛い状況であるという事を理解したうえで、介護にあたることが大切となります。

掲載中の転職サイト一覧

介護士のお仕事関連記事