HOME > すべての記事 > 介護士のお仕事 > 介護士としてレベルアップ!「事故報告書は積極的に書こう」

介護士のお仕事

介護士としてレベルアップ!「事故報告書は積極的に書こう」

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

介護士の仕事は決してラクではありませんが、介護や福祉の分野に興味・関心がある方すべての方にチャンスがある、
ある意味取りかかりやすい仕事であるとも言えます。
実務経験と定められた研修を受講した後、筆記試験に合格すれば国家資格である介護福祉士を取得することも可能です。
今回の記事は、介護の仕事を長期間続けたいと考えている方向けに、
高い介護スキル習得のために「事故報告書は積極的に書こう」という内容に触れてみたいと思います。

介護事故から学ぶ姿勢

「介護事故」(以下、事故と表記します)と聞くと、どうしてもマイナスイメージが先行しがちです。
事故の種類にもよりますが、多いのはご利用者様の転倒などのケガの類です。
生命に別状がなくても、真面目な介護士ほど「ご利用者様に痛い思いをさせてしまった」と責任感を感じ、責任者クラスはご家族様への報告、謝罪など、気をつかうという点でも、事故は無いにこしたことはありません。

事故を少なくするための努力は必要です。
しかし「人間が人間を支援する」介護の世界では、「事故は少なくできてもゼロにはならない」とよく言われます。

介護士として忘れてはいけないのは(他の業界もそうかもしれませんが)事故は決してよくはないけど「事故から学ぶことは多い」「事故を目の当たりにするからこそ、次は失敗しない(事故をしない)方法を考えることができる」という点です。

事故そのものをマイナスにとらえない

よく「失敗は成功のモト」と言われますが、介護士の仕事においても全く同じ事が言えるのです。

事故はどうしてもマイナスイメージが先行します。
ご利用者様にも痛い思いや体調変化を伴う事故も現実発生します。

しかし先にも述べましたが「ご利用者様に痛い思いをさせてしまった」「申し訳なかった」と反省するところからスタートし、少し気持ちを落ち着けて「なぜその事故が起こったか」を冷静に分析することで「次は同じ失敗(事故)を起こさない」という方向に向かうことができます。

事故そのものが、介護士としての場数となり実体験に基づく経験値となるのです。
事故は介護士を成長させてくれる貴重な経験とも言えるのです。

事故報告書を積極的に書くメリット

事故が発生すると「事故報告書」なるものを書きます。
これも嫌なイメージが先行しますが、事故報告書はあえて積極的に書くことをおススメします。
その理由は「介護士としてのスキルアップのため」です。

私の実体験になりますが、私は介護士として書いた事故報告書は通算数百枚にはなると思います。
事故のレベルも軽微な内容から重篤な内容まで様々な事故を起こしました。

しかし、事故を発生させてしまい、事故報告書を書くことで、
次に同じ失敗を繰り返さない教訓になり、介護士としてのスキルは格段にアップしたと感じています。

「自分は、他の介護士以上に場数を踏んできた」という、良い意味での自負につながっています。

失敗がスキルアップに必ず結びつく

最近の介護業界は、事故などのリスクマネジメントに対する研修も増えてきました。
その結果、事故そのものを介護士個人の責めにしない職場も増えてきました。
(ご利用者様に対して故意に発生させたもの、高齢者虐待が疑われるもの、事件性が疑われるものは別です。介護士個人が責任を負わなければいけない可能性がでてきます。)

事故や失敗に関係することで、介護士として前向きにがんばっている方、介護業界の仕事を(職種は変わることはあるかもしれませんが)生涯続けていきたい方にぜひお伝えしたいことがあります。

「事故や失敗を恐れずに、積極的に介護しよう」
「事故や失敗から学ぶことをプラスに考えよう」

実体験に基づく指導者は慕われる

介護士は、人材不足の影響もあるとは思いますが、3年~5年で中堅やベテランと呼ばれる仕事でもあります。

余談ですが、私の知り合いには介護福祉士に合格したのと同時に介護主任をまかされた介護士もいます。介護の仕事を始めて4年後の出来事です。

表現を変えると「介護士は真面目にがんばった人が出世する仕事」とも言えます。

出世し、リーダーや介護主任など指導的立場になった時に「場数の違い」が「指導力が有るリーダーか、指導力の無いリーダーか」を問われるといっても過言ではありません。

私の知り合いには、先に述べた介護士になって4年で介護主任になった人とは反対のような人もいます。

デイサービスの実務経験3年で介護福祉士を受験し合格、ここまでは良かったのですが、
その後に転職した入所型の施設で、その人は経験者としてリーダー格で採用されたものの「介護福祉士なのに介護技術や経験が無い指導者」と悲しい呼ばれ方をされるようになってしまったのです。

結局デイサービスで、介護度の軽い方ばかりを介護してきて、事故等にもほとんど遭遇したことがなかったため、転職先の入所型施設では、場数(経験)に基づいた指導ができなかったのです。
(デイサービスでがんばっている介護士を否定する意味合いではありません。どうぞ誤解のないようにお願いします。)

事故の話に結びつけると、事故は介護士としての経験値を高めるためにプラス思考でとらえることが大切であり、場数(経験)を多く踏んだ介護士は、数年の後に実体験に基づいた指導ができる指導者になれる可能性が高いのです。

まとめ

いかがでしたか?
事故は無いにこしたことはありませんが、事故や事故報告書を書くことが、介護士として大きく成長できるきっかけにもなるのです。

今回の記事が、介護事故が心配で介護の仕事に就くのをためらっている方や、現役介護士だけど事故を恐れている方にとってのプラス思考のきっかけとなり、1人でも多くの方が積極的に介護の仕事をしてくだされば、業界としても大歓迎、とても幸いに思います。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

掲載中の転職サイト一覧

介護士のお仕事関連記事