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介護士のお仕事

介護上手は介護され上手!?自分自身が高齢者になったときにも活きる介護福祉士

介護福祉士という国家資格は、若者だけでなく熟年になっても思い立ったときに誰もが目指すことのできる国家資格です。

自分自身の家族が要介護状態になったときにも、介護福祉士を持っているとある程度あわてることなく悲観することなく自分の家族の介護を専門職の視点で介護することができます。
介護福祉士の仕事は、介護を必要としている方(ご利用者様)に対しての介護全般になります。

ご利用者様に安心していただけるように、そしてご利用者様にとって喜んでいただけるような介護を目指すのが介護福祉士の姿です。

介護福祉士が要介護状態になると“職員の気持ちがわかるご利用者様”

そんな介護福祉士も、生身の人間。
いつかは介護の仕事から離れ、介護福祉士自身も高齢者になります。
(人間である以上、どの資格取得者もそうですが)

20代の介護福祉士は自分自身が歳をとるということにはまだピンとこないかもしれません。
でも50代60代の介護福祉士は、まずは自分自身の親の介護が必要になり、そこで“家族を介護する”ということを経験し(普段は家族でない他人を介護していますが)、その約20~30年後には“自分自身が後期高齢者になる”という、自分自身の高齢化にけっこう敏感になる世代です。

介護福祉士だっていつまでも健康でいられるとは限りません。
自分自身が普段働いている施設・事業所、または在宅の要介護状態のご利用者様と同じようなご病気を発症し、自分自身が要介護状態になる可能性もあります。

介護福祉士が要介護状態になると、例えば「私の身体は不自由だけど、トイレ介助を受ける際にこんな協力的な動作をしてあげたら職員さんたち介助しやすいのではないか?」と介護をする職員の気持ちがわかるご利用者様になります

介護福祉士は実際の介護現場では、介護をさせてもらいやすいご利用者様に関わることもあれば、様々な要因で介護をさせてもらいにくいご利用者様に関わることもあります。でも介護福祉士自身が将来要介護状態になると、おそらく介護をさせてもらいやすいご利用者様になる方が多くなると思います。
そのときに勤めている職員さんたちに好まれるご利用者様になるのでしょうね。。。

自分自身が要介護状態!介護福祉士は自然と重度化しないように行動できる!?

介護士
現在私の勤めている施設では、もと介護福祉士はおりませんが「もと看護師」と「もと歯科医」が生活されています。両方のご利用者様も要介護状態で軽度の認知症がありますが、「もと看護師」のご利用者様は、軽度認知症がありながらも体温計を手渡しするとご自身で体温計を腋の下に入れて測り、測り終えるとご自身で教えてくれたりしています。

また排便があったこともご自身で職員に教えてくれたりします。
やはり昔の職業経験が自然と身について要介護状態になっても活かされているんだなーと思う場面があります。

介護福祉士が要介護状態になると、おそらく自然と身につけた職業経験がそのまま活かされ、ある程度自分のことは自分でやろうとするご利用者様になると思います。

まとめ

いかがでしょう?介護福祉士が要介護状態になると職員さんに好まれ、自分のことはある程度自分でやろうとするご利用者様になれると思います。
この先の超高齢化社会で生活を送る上でも有効な国家資格であると思います。

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