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介護士のお仕事

デイサービスの利用料金事情(保険分や自費分)

介護サービスを提供する事業者は多くの種類があります。
自宅に伺いサービスを行う訪問介護や訪問入浴や、施設に入居してサービスを受ける有料老人ホームやグループホーム等があります。

その他、生活をする上で必要な杖や車いす等を介護保険でレンタルできる福祉用具や、ケアマネジャーに自分の状態にあった介護計画プランを作成してもらったりと様々です。

今回は、自宅に来てもらうわけでも施設に入居するわけでもない施設に通いながら受けられるサービスを提供している「デイサービス」についてご紹介していきます。

デイサービスとは?

デイサービスとは、自宅から施設に通い、運動を行ったりレクリエーションを行ったりする事業者になります。
また、その場で昼食を食べたり入浴をする事も出来るので、とても便利な施設です。

まだまだ元気で、身体機能の低下を予防する為に通っている軽度の方から、認知症や体の不自由な方が、運動機能の維持・向上を目的として通っている重度の方もいます。

また、日中は家族が仕事で面倒が見れない方等も、朝から夕方までデイサービスを利用する事で、自宅で1人過ごす時間が減少するので、安心して家を空ける事が出来ます。

その他、自分から進んでデイサービスに通っている方ももちろんいます。
ご近所の方が通っていて、「行けば会って話が出来るから」なんて方も多いようです。

家の近くにデイサービスがないから通う事が出来ない、という方も安心して下さい。デイサービスには送迎を行っている所がほとんどで、しかも自宅の前まで来てくれるのです。
帰りもしっかり送ってくれますので、自宅から遠くても、雨が降っている日でも通う事が出来ます。

今では土日祝日にも利用できるデイサービスが主流ですので、ほとんどの場合どの曜日でも利用する事が可能です。

デイサービスの利用料に違いはあるの?

では、デイサービスに通うにはどれくらいの費用がかかるのでしょうか?

デイサービスの名称は「通所介護」という種類になります。通所介護は「要介護」の方のみが利用できます。
要支援の人は利用できないのか?というと、要支援の方は「介護予防通所介護」といって、同じように要支援者の方でもデイサービスに通う事は出来ます。

利用料金についてですが、サービスを受ける利用者は一律ではありません。施設規模・介護度別・時間・地域によって金額が違います。

まずは施設の規模になりますが、施設の大きさや前年度の1か月間で利用した方の平均延べ人数により、小規模・通常規模・大規模なのかが決まります。規模が小さい程、費用は若干ですが、安くなるようです。
介護度によっても支払う費用は違います。介護度が高くなればなる程費用も高くなります。

次に時間になりますが、入居施設とは違い、利用する時間で費用は変わっていきます。もちろん長い時間利用すればその分費用は高くなります。
また、時間帯の区切りは1時間事ではなく、「3時間以上5時間未満」「5時間以上7時間未満」「7時間以上9時間未満」と区切られています。

最後は地域ですが、例えば同じ介護1の方が同じ時間だけデイサービスを利用したとしても、住んでいる地域や場所で利用料が変わってきます。
都会と田舎では物価が全然違うような考え方と同じです。

デイサービスでの利用料金

地域やサービスを受ける時間、施設の規模によって金額が若干異なりますが、目安としては次の通りです。

■要介護1(380円から800円程度)
■要介護2(430円から940円程度)
■要介護3(490円から1000円程度)
■要介護4(550円から1200円程度)
■要介護5(600円から1400円程度)

こちらが利用者負担となる料金となっています。

この他にも9時間以上のサービスや、サービス提供体制強化加算等の加算によって、金額がプラスされる事もあります。
さらには介護保険料の負担割合が「2割負担」の場合には、上記の金額の倍かかると思っておいてください。

ただし、あくまで目安になりますので、デイサービスを利用する事を検討している場合には、そこの事業者に詳細をしっかり聞いておく事をお勧めします。

介護保険はいくら使えるのか?

では、利用者の介護保険はいくら分使えるのでしょう?調べてみました。

■要介護1(約160,000円)
■要介護2(約190,000円)
■要介護3(約260,000円)
■要介護4(約300,000円)
■要介護5(約360,000円

このようになります。この中の保険料からデイサービスに通う事になります。

通常規模のデイサービスで1日7時間~9時間で対応する場合には、大体週4回程度は通える計算にはなります。
しかし、他の介護サービスを利用している場合には、その分介護保険を使っているので、通える回数は少なくなるでしょう。

まとめ

今回、デイサービスの利用料金についてご紹介しました。
デイサービスでは施設規模・時間・介護度・地域によって費用が変わってきます。

利用者の方の状況に合わせるだけでなく、費用についてもしっかり検討しながら週にどれくらい通う事が出来るかを、ケアマネジャーに相談してみましょう。

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