介護士のお仕事
排泄介助を上手に行う方法、排泄介助を行う際の注意点をご紹介
- 2015.11.09 @ 新着
- 介護士のお仕事
身体症状、精神状況により自分で排泄をうまく行うことができなくなったとき、介護の手が必要となります。今回は排せつ介助を行う際の注意点をご紹介したいと思います。
高齢者の身体状況を的確に理解し対応することが必要です。
身体状況といっても、個人個人によって様々です。同じ麻痺でも程度も違いますし、認知症でもどこまで理解できるのかという事も、同じ段階をみんなが踏むというわけではありません。
そのため、その高齢者の身体状況、現在のレベルを医療的知識および日々の生活の中で理解し、その方に合った介助を介護者が同じ方法で行うことが、高齢者の混乱を避けるためにも必要となります。
高齢者の排泄レベルを知り、対応方法を理解することが大切です。
排泄介助を行うに当たり、トイレで行うことができるのか、おむつは必要なのか、自分でおしりを拭くことができるのかということは重要なポイントになります。まずは、どこまでができて何ができないのかという事を知り、そのうえで排泄方法を検討していきます。
排泄方法を検討した後に、どのような方法を行うことで高齢者の残存機能を維持増進できるのかという事を考え、高齢者の羞恥心を一番に考えその人に合った対応していくことが大切となります。
排泄介助は必ず一人で行わなければならないわけではありません。
認知症の程度、また麻痺の程度等により、一人で介助を行うことが困難なケースも少なくありません。その際に、少しでも立位保持や拒否状況等により介護者が一人で行う事に不安を感じた時は、一人で行わず必ず他の介護者の助けを呼ぶことが大切なことです。
一人で行うことで、転倒のリスクやけがをする可能性も少なくありません。何よりも介助の時に必要なのは、高齢者の安全安心なケアとなります。それと同時に、介護者にとっても安全安心な状況を作る必要があります。高齢者を守ると同時に、介護者を守るためにも、無理をせず不安なことがあればいつでも誰かの助けを求め協力し合うことが大切なことです。
まとめ
高齢者は年々体力の衰えや、認知症の悪化に伴い排泄が一人でできなくなります。また、トイレで排泄はできるが、おむつへ失禁してしまう事や排便困難になることも少なくありません。しかし、トイレで排泄を行う事は残存機能の維持増進にもつながるため、立位保持ができる場合にはトイレで排泄を行う事を促すことが大切となります。ケアを行うという事は、転倒等のけがのリスクも高まる可能性もあるため、他のスタッフとの協力のもと高齢者の安全を考えながら排せつ介助を行っていくことが大切なこととなります。
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