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介護士のお仕事

更衣介助は重大な事故に繋がりやすい。スムーズに更衣を行うためのポイント

着替えを行う際に身体・精神状況を理解しないで行うと、骨折やけがをしてしまう可能性があります。事故を起こさないためにも、高齢者と上手にコミュニケーションをとり、上手に更衣を行うコツをお伝えいたします。

身体状況の確認と、脱健着患は絶対に忘れてはいけないことです。

高齢者の身体症状を理解し、どこまで自分でできるのかということを知ることが必要となります。その上で、どこまでの介助が必要なのかという事をアセスメントし、介入していくことで高齢者主体の更衣を行っていくことで事故を防ぐことができます。

たとえば麻痺がある場合には、脱健着患というように脱ぐときは健康な方から着るときは患側から行うことが必要となります。どの方が相手でも脱健着患は忘れないことが大切です。

残存機能は有効活用し、できることは自分でしてもらうことが大切です。


自分でできる部分まで介助をしてしまうと、かかってはいけない負荷がかかってしまうことがあります。過剰な負荷がかかることで、特に高齢者の骨は折れやすいためできる限り自分でできることは自分でしてもらうことが大切です。

また、残存機能を生かした介助を行うことが高齢者自身の身体状況の維持増進にもつながり、介助を最小限に生活を送ることができます。そのため、何もかも介助するのではなく、高齢者自身ができることとできないことをきちんと見極め、自分でしてもらうことが必要となります。

介助を拒否されたら、無理強いはしないようにすることも必要です。

認知症高齢者および高次脳障害の方は、特に介助に対する拒否がある場合があります。その際に、今この時間に更衣をしないと時間例えば食事に間に合わない等介助者側の都合もあると思います。しかし、ここで無理強いすることは危険を伴います。
介助を拒否する理由としては様々ですが、介助者が嫌だから拒否をするのではなく今は更衣をするという事が嫌なこともあります。そのため、無理強いはせず高齢者の店舗に合わせ更衣を促していくことも必要となります。

まとめ

高齢者の更衣は、介助者側主体で行うと思わぬ事故を招いてしまう事は少なくありません。どの介助においても言えることですが、介助側主体で物事を進めるのではなく、高齢者主体で介助を進めていくことでスムーズに介助を行うことができます。決して無理はしないことと同時に、高齢者の身体状況のみならず精神状況もきちんと理解し介助を行うことが必要不可欠となります。

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