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高齢者の方・ご家族の方向けコラム

家族が訪問介護を頼む時の注意点とポイント

在宅介護をされている方は多く、これから訪問介護の利用を検討しておられる方も多い事だと思います。ここでは、家族が訪問介護を頼む時の注意点とポイントをご紹介したいと思います。

同居の方の訪問介護を依頼する場合の注意点とポイント

まずは、同居する方に対しての訪問介護を利用する場合の注意点とポイントです。訪問介護でおこなう内容はケアマネジャーさんが立てるケアプランに沿って、決められます。ヘルパーさんは決められた内容以外の事は基本的に実施する事はできません。その事はしっかり理解しておきましょう。

例えば、オムツ交換で決められているとします。オムツ交換のついでに、部屋の掃除をしてもらう等という事はできません。あくまでも必要と認められた内容の事柄しかできません。
次に、ご本人以外の事もお願いする事はできません。例えば、布団干しや、掃除等でサービスを依頼する場合でしたら、ご本人の布団を干してもらうついでに、自身の布団も干してもらったり、ご本人様の部屋の掃除のついでに、自身の部屋も掃除してもらうというような事は基本的にはできませんので、理解しておきましょう。

融通が利かないと思われるかも知れませんが、制度上の決まりごとですので、仕方が無いでしょう。もしも、ご自身も介護認定を持っているようでしたら、ご自身の介護保険で、訪問介護を利用し、支援を受けましょう。

別居の方の訪問介護を依頼する場合の注意点とポイント

ご本人と別居をしているご家庭であれば、ご本人とヘルパーさんのやり取り等は気になるのではないでしょうか。しっかりとサービスを提供してくれているのか、不安がある場合もあるかと思います。また、ヘルパーさんが出来ていない部分があり、不満や要望がある場合もあるでしょう。

ご本人がしっかりと意思表示を出来るならば問題はあまり無いかも知れませんが、認知症である場合等、不安は大きいかも知れません。可能であれば、時折ヘルパーが訪問している時間帯に自身も訪問し、様子を見たり、ヘルパーさんとの連絡ノートを作り、伝達事項や要望等を書く等も有効かも知れません。

また、逆に「ヘルパーさんが入ってくれているから大丈夫」と任せきりにしない事もポイントです。在宅介護は家族の協力が無いとうまくいきません。忙しくても定期的に訪問したり、ご本人や、事業所からの連絡は取れる状態にしておきましょう。

お互いに連絡先を明確にしておきましょう

もしも訪問中に何かあった場合の連絡先等は事業所に必ず伝えておきましょう。又、自身も、ケアマネジャーや、訪問介護の事業所の連絡先はしっかりと把握しておきましょう。

緊急時の場合にスムーズに対応してもらう為にも、連絡は取れる状態にしておきましょう。

まとめ

上記に挙げた通り、訪問介護は色々な決まり事がありますので、しっかりと理解しておきましょう。又訪問介護は、短時間の訪問ですので、ほんの一部の支援しか出来ません。

在宅介護は家族の支援がとても重要です。その事は頭に入れ、訪問介護任せにせず、皆でご本人の生活を支えていきましょう。

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