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高齢者の方・ご家族の方向けコラム

困った!初めて家族の介護。そんなときは地域の包括支援センターへ

介護はある日突然やってくる・・・備え無しで憂いあり・・・なんて言葉が介護の世界には、ご家族様に向けてそんな響きの悪い言葉があります。

しかし、現実を言い表している言葉であり、突然やってきた家族の介護に、まず「どうして良いかわからない」と思われるご家族様は多いのではないでしょうか?
独りで悩みを抱え込まずに、そんなときは地域包括支援センターへ相談に行ってみましょう。

地域包括支援センターは、地域によって呼び方が様々ある

地域包括支援センターは、現在の介護保険制度において各地域に設置されている高齢者やそのご家族の身近な相談窓口です。

しかし数年前から「包括支援センターという名称がわかりにくい」との市民の声を受けて、呼び方を変える自治体が出てきました。

例をいくつか挙げると「高齢者支援センター」「高齢者安心相談センター」「いきいきサポートセンター」「地域ケアプラザ」等々、この他にも地域によって呼び方を変えているところがありますので、ご家族様の中には例えば「包括支援センターは知らないけど、いきいきサポートセンターは知っている」というような方もいらっしゃるのではないでしょうか?

お住まいの地域で「ひょっとしてこの名称は地域包括支援センターの呼び方を変えているのかな?」と思ったところには、飛び込みで相談に行き訪ねてみると良いでしょう。

地域包括支援センターには、その分野の専門職が配置されている

相談
地域包括支援センターには、社会福祉士、保健師、主任ケアマネージャーやそれと同等の仕事ができるその分野の専門の職員が配置されています。

配置されている専門の職員は、地域の高齢者やご家族のところを訪問にまわっている場合もあるので、飛び込み相談で行くと、必ず全部の職員がそろっているわけではありません。

しかしそれでも困ったときは飛び込みで相談に行くと、必ずその時残っている職員が初回の相談としてご家族様の困り事を聞いてくれます

また地域包括支援センターの職員は相談を受ける専門職でもあるので、ご家族様が何に困っておられ、何を必要とされているのかを整理して聞き出してくれるので、「相談したい内容がまとまってないからどうしよう」と悩む必要はありません。

困っていることをまとまってない状態でも話すことで、地域包括支援センターの職員はひもを解くように話を聞いてくれます。

何よりご家族様は、困っていることを話すことで気持ちが楽になり「困っているのはウチだけではないんだ」という少しホッとした気持ちになるはずです。

まとめ

いかがでしたか?初めての介護でどうして良いかわからないときは、地域包括支援センターに行ってぜひ困っていることを話してみてください。
そこから見えてくるものがきっとあるはずです。

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