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高齢者の方・ご家族の方向けコラム

介護施設利用後に後悔したら、国保連苦情相談を利用しましょう!

ご家族様の立場としては、親や身内を介護施設に入所させる場合はできれば後悔したくないものですよね。

しかし、例えば「大切な親や身内を介護施設に入所させたけど、見学の時よりも職員さんの印象が悪くて後悔している」というご家族様も中にはいらっしゃるのではないでしょうか?
そんなときは「国保連苦情相談」の受付窓口にまずは電話で相談をしてみましょう。

「国保連」とは?

正確には「国民健康保険団体連合会」と言いますが、長くて覚えにくいので通称「国保連」と呼んでいます。

国保連の役割は、医療や介護の保険の点数や請求に関わる事務の他、介護保険法に基づいた苦情処理業務を行うというものがあります。

国保連はおおよそ各都道府県ごとに設置されていると思ってください。

苦情相談窓口の調べ方

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現代はインターネットやスマートフォンが普及しているので、国保連の苦情相談窓口の調べ方としては“国保連 苦情相談 ○○県(お住まいの都道府県を入力)”すると、これでほとんど調べることができます。

介護施設入所時の重要事項説明書に記載がある

または、施設入所時の重要事項説明書に地域の国保連の苦情相談窓口の電話番号を記載してある施設が多いと思いますので、重要事項説明書の記載内容を確認してみてください。
(契約書と重要事項説明書は、基本1部はご利用者様(ご家族様)に渡される書類です。)

不利益や危害を心配する必要は無し

ご家族様の立場としていちばん心配なのは「苦情相談をしたら、名前が施設にバレたりして、親(身内)に危害が加えられるのでは?」といったことではないでしょうか?

安心してください。そんなことを介護施設がしたら法律違反、重い罰則(事業停止等)が介護施設側に加えられますので、ご家族様は心配する必要はありません。

どうしても心配なら国保連の苦情相談の電話に出た方に「名前は施設に伏せてください」と頼めば大丈夫です。

苦情相談後はどうなる?

内容にもよりますが、基本的には国保連の苦情受付担当から該当施設に連絡が行き、場合によっては国保連の担当者が介護施設に調査に行きます。

事実関係を確認した後に、ご家族様に結果報告がある場合もあります。

ご家族様にもう1度お伝えしたいのは「ご利用者様やご家族様が不利益や不当な扱いを受けることは無いので安心して苦情相談をしてほしい」ということです。
苦情相談は介護施設を利用する側の権利でもあるのです。

まとめ

いかがでしたか?介護施設に入所して後悔して泣き寝入りのようになるのが、ご家族様の立場としてはいちばん切ないと思います。
後悔してしまったときは、活用できる公的機関を利用者・家族の権利として活用することをお勧めします。

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