HOME > すべての記事 > コミュニケーションのコツ > 認知症の方とのコミュニケーションは構えないのがコツ

コミュニケーションのコツ

認知症の方とのコミュニケーションは構えないのがコツ

認知症のご利用者様とのコミュニケーションは慣れないうちはとまどう方も多く、経験の浅い介護士の乗り越えるべきカベとも言えます。
でもヘタに工夫してしまうより、慣れないうちほど構えすぎない方が認知症のご利用者様とのコミュニケーションがうまくいくのをご存じですか?
今回の記事では認知症のご利用者様とのコミュニケーションにおいて構えすぎないコツをご紹介します。

こちらの言うことをわかってもらおうと工夫しない

認知症は病気です。

いきなりこう書きましたが、認知症は脳の病気であるという点を理解していないと認知症のご利用者様とのコミュニケーションは苦労します。

「なんで伝わらないんだろう」「こう動いてほしいんだけど、こちらの思うとおりに動いてくださらない」

これは認知症が病気であるからです。
認知機能が低下しているから、私達には普通の言葉であっても伝わらない脳の病気なのです。

病気だとわかると、少し冷静になることができるのではないでしょうか?

(下記で少しキツイ表現を使用しますが、わかりやすく説明するためなのでどうぞ誤解のないようにお願いします。)

認知症という病気の患者さんなのです。病気を話術で治すという話を聞いたことはないという方は多いと思います。

認知症は話して言い聞かせて治るものではないのです。

だから、時には介護する側がやみくもに話しかけない方がうまくいく場合もあるのです。

全く話しかけなくてよいというのではありませんが、おしゃべりが不得意な方でも大丈夫という安心感を持ってください。

笑顔と寄り添い

認知機能が低下している認知症のご利用者様。

介護する側の話すことは言葉として伝わってないかもしれませんが、実は表情やぬくもりは伝わっているものです。

認知症のご利用者様に何を話しかけてよいかわからないときは、笑顔で接しているだけでも良いのです。
下手な工夫よりよっぽど気持ちが伝わります。

介護士として働いていると、時間の余裕がなかなか無い場合もありますが、時間があったら認知症のご利用者様のとなりに座って
手を握ったりさすったりするのも良い効果があります。

安心とぬくもりがそこにはあり、認知症のご利用者様には言葉よりそのようなことが安心につながったりするのです。

まとめ

いかがでしたか?

認知症のご利用者様とのコミュニケーションにおいて構えすぎないこと、話かけだけがすべてでないのです。
認知症のご利用者様とのコミュニケーションに悩んだら、ぜひ参考にしてみてくださいね。

掲載中の転職サイト一覧

コミュニケーションのコツ関連記事