介護職転職サービスについて
介護の転職サイトを使って転職した事例について
- 2017.02.24 @ 新着
- 介護職転職サービスについて
あまり良いイメージのない転職ですが、介護業界での転職は比較的プラスに捉えられやすく、他職と比べると転職しやすい職業であると言えます。
社会一般的には、同じ会社で長く勤めることが美学とされがちですが、介護職という職業は同じ「介護」にも多様な形態や区分があり、同じ会社で同じ「介護」経験を長く積むよりも、転職して様々な「介護」の経験を積む方が、キャリアアップにも有利となることが多いからです。
また、介護業界では慢性的な人員不足に陥っているため、転職先を探すことも比較的容易であることなどから、介護業界における転職事例は数多くなっています。
今回は介護の転職サイトを使って転職した場合の失敗事例、成功事例を挙げてみたいと思います。
介護職は簡単?誰にでもできる?
介護職はよく「誰でもできる簡単な仕事」と言われます。
これは介護関係のサイトでもよく見かけますが、本当にそうでしょうか。
介護職は学歴や資格がなくても就業でき、介護の基本は「生活のお手伝い」ですので、業務としては何も難しくありません。
では何が難しいかというと、「生活のお手伝い」にも程度があり、家事のお手伝いで済むものから食事や排泄の手伝い、寝返りまで手伝いが必要な場合もあります。
また、介護を必要とする方の多くはお年寄りであり、人生の大先輩の生活をお手伝いさせてもらう仕事ですから、敬意をもってそれなりの態度で働きます。
例えとして汚い話をしてしまうと、認知症などで物事の区別がつかなくなってしまったお年寄りから罵られたり、便をこすりつけられたりしたとき、敬意をもって丁寧な対応ができますか。
身体介護の介護技術は誰にでも身につけることができますが、こればかりは個人の性分や才能によるところが大きいのではないでしょうか。
誰にでもできる簡単な仕事、という文章は鵜呑みにはできない謳い文句です。
しかし、大先輩のお手伝いをさせてもらうということで学ぶべきものが多く、これほどまでに個人を成長させ豊かにする職業は、介護職の他にはないのではないでしょうか。
他職から介護職への転職は施設系が成功しやすい
祖母が要介護となったことから介護について興味が出てきたことから、ついに介護職に転職したAさん。
介護の転職サイトでは「介護の仕事は難しいことではない」と謳っており、「初心者でも丁寧に指導するから安心」と書かれた求人情報が数多くありました。
祖母が在宅介護だったことから、その中から在宅サービスの事業所と連絡を取り、ホームヘルパーとして働きだしたAさんですが、その仕事の幅の広さに戸惑ってしまい、ホームヘルパーを長く続けることはできませんでした。
祖母の介護の手伝いをした経験があったので介護には少しの自信があったものの、祖母とは違う介助を求められることはもちろん、ホームヘルパーとしての仕事は介護業務だけではなく、家事の援助なども含まれます。
ある程度の家事能力があっても、言われたことを何でもやってしまえばよいというものではなかったのです。
「介護保険でできることとできないこと」があることも知りませんでしたし、知ったところで「どこまでやってよいのか」の判断は、すぐにできるようになるものでもありません。
先輩からは、確かに「丁寧な指導」をしてもらいました。
それでもやはり、相手が人間であり毎日変化することと、その変化に合わせてホームヘルパーとして適切な行動をとることは、介護未経験者にとっては簡単なことではありません。
一人、もしくは少人数で訪問して働くホームヘルパーには、介護と家事の能力だけではなく、判断力も求められます。
初めての介護職への転職は、いつでも先輩に質問できる「施設系」が良いでしょう。
介護業界の中での転職は、毎回1からの初心者
多様なサービス形態が存在する介護業界では、転職がキャリアアップに繋がることも多く、社会的にも転職が認められやすいのですが、何でもかんでも転職すれば良いというものではありません。
キャリアアップのための転職であれば、同じサービス形態の事業所や施設への転職は少なく、多様なサービス形態を経験していくのが望ましいです。
逆に特養からデイサービスや、訪問介護からグループホームなど、同じ介護でも全く違う種類への転職は多くの経験と知識を身に付けられるでしょう。
しかしこのような転職は、転職の度に1からのスタートとなります。
身体介護の技術はどこへ行っても使えるものですが、サービスの目的や区分が違うため、仕事内容はおろか考え方まで改めなければならないこともあります。
まとめ
介護職の転職は、社会的にも比較的受け入れられやすく慢性的な人員不足でもあることから、求人情報も多く転職がしやすいといえます。
介護職専門の転職サイトも情報が豊富で非常に有用なものですが、謳い文句を鵜呑みにせず、自分にとって良い転職先はどこなのか見極める必要があります。
他職種からの転職であれば先輩からの指導を受けられる環境、経験を積むための転職であればサービス形態の違う業種が良いでしょう。
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