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介護士の転職~面接の行い方とコツ

介護職員の面接で受かる人はこんな人

ある程度の規定が施設や事業所によって定められている場合もありますが、介護職員は基本的に学歴や資格を一切必要としません。
しかし、誰でも採用してもらえるということでもありません。
介護職員は「生活のお手伝い」をすることが仕事ですので、業務として難しいことは何もありませんが、人と深く関わり、その人の生活にお邪魔することになりますので、学歴や資格を必要としないからと言って「誰でも良い」という事にはならないのです。

 

面接ではどこを見られているのでしょうか。受かる人と落ちる人の違いはどこにあるのでしょうか。
今回は、介護職の面接において何が重要視されるのかを解説していきますので、今後面接を控えている方は参考にしてくださいね。

 

身だしなみや態度、言葉遣い

他職の面接でも同じことですが、これができない人は合否以前に選考すらしてもらえません。

一般的に、面接へはスーツで行くのが当たり前です。

介護職も同様にスーツで臨む方が良いですが、介護職は基本的にはスーツを着用して働くものではありませんので、必ずしもスーツでなければいけないということはありません。
スーツでなくても、それに近いものなど落ち着いた服装であり、清潔感があれば大丈夫です。
当然ですがジーンズとTシャツなどラフすぎる格好はNGです。
服装に関しては比較的ハードルが低いのですが、態度や言葉遣いは他職同様に厳しく見られています。

挨拶、入室のしかた、着席のタイミングなど、一般常識とされていることですので、これができないと「常識の無い人」とみなされます。
自分は大丈夫か、今一度確認しておきましょう。

履歴書の書き方や受け答えのしかた

履歴書

正式な文書の訂正のしかたとして二重線と印鑑を用いる方法がありますが、これは望ましくありません。間違えたら書き直しましょう。

履歴書というのはその場で記入するものではなく事前に用意するものですから、いくらでも書き直すことができます。

それでも書き直さずに訂正で済ましてしまえば、どんなに正しい書き方であっても熱意は伝わらないでしょう。

 

また、当たり前ですが内容は真実を書かなければなりません。
調べようのないことや、嘘であっても業務に影響のない箇所であっても、少し話せば面接官には伝わってしまいます。

ちょっと見栄を張っただけでも、熱意があるからこその軽い嘘であっても、見抜かれてしまえばただの「不誠実な人」です。

履歴書も面接時の受け答えも、誠実であることが一番大切です。

応募理由がはっきりしている人は有利

「御社の理念が~」といった内容は一般的であり、普通すぎてもはや「常識」に近いようなものとなっていますが、ここで違った答えを出せる人は他より抜きんでています。

看板やホームページに書かれている理念などの内容は、表現の違いはあっても同じ業種であればどこも似たようなものになりがちであり、それだけで選んだとしてはどこか不自然です。

一般的な回答をしたからと言ってマイナスではありませんが、ここできちんと自分の言葉で理由を挙げられる人は非常に有利になります。
どうしてそこを選んだのか、よく考えて自分の答えを用意しておきましょう。

過去の転職について悪口・言い訳をしない

短期間で転職した経歴があるとその理由を質問されますが、家庭の都合や病気怪我など、やむを得ない理由であり、今後に支障のないものであれば大きな減点はないでしょう。

人間関係や自分の都合で退職した場合は、受け答えに注意が必要です。

 

例えば、自分に一切の非が無く法的にもブラックな会社を退職した経歴がある場合、どんなにその会社が悪くても会社の悪口は言わない方が賢明です。
この人を採用したら次はうちもこう言われるのではないか、もしかしたら自分の非を認められない人なのではないか、と考えられるからです。

決してその会社の悪口にならぬよう、自分の問題の方に重点を置いて話しましょう。

また、介護職は経験を積むために転職をする場合もありますが、同じタイプのサービス形態ばかりでの転職や、期間が短い場合、どんなに言い繕っても「経験のための転職」とはみなされません。

まとめ

結局は人柄です。

介護職は学歴が必要なく、資格は後からでも良いものです。

その分、誠実であるか、他人のことを考えることのできる人か、普通のことを当たり前にやれる人であるかなどの人間性が見られています。
介護職で一番採用されないのは、一般常識の分からない人と、悪口癖のある人です。
人の生活に入り込んでお手伝いをする仕事ですし、職員の1人としても一般常識は必要です。

悪口癖のある人はその気が無くても他人を扇動し、会社と言うチームを崩してしまうこともあります。

慢性的に人員不足の介護業界では、これらをクリアしていない人でもやむを得ず採用しなければならない事態に陥っている施設や事業所もありますが、喜んで介護職に採用してもらえる人は、優れた人柄の持ち主です。

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