介護士から看護師になるにはどうしたらいいのか

介護の仕事をしていると、看護師になりたいと思う方も多く、看護師を目指す方もいます。また、介護の現場において、在宅介護が主となっていることもあり、医療の知識が重要となります。そのため、キャリアアップを目指すためにも、看護師の資格を取得しようと志す人も少なくありません。

介護士から看護師になるには、どうしたらよいのか、ご紹介いたします。

准看護師を取得することが第一歩

介護士であったとしても、看護師になるためには、看護学校へ進学しなければなりません。そのため、働きながら看護師の資格取得を志す場合には、準看学校へ進学する方法があります。准看護師とは、正看護師と違い、都道府県知事の資格であり、2年生で定時制の学校もあります。

また、准看護師の資格取得後、正看護師の学校へ進学することで、働きながら資格取得することが可能となります。しかし、実習等もあるため、働きながら資格取得する場合には、職場の理解が重要となります。

正看護師の看護学校へ進学

介護士の仕事を退職または、休職して、正看護師の看護学校へ進学することが、正看護師になる一番の近道となります。正看護師の学校は、日中授業があるため、正職員で働きながら学校に通うことは難しくなります。

そのため、パートや夜勤専従などで介護士を続けながら、学校に通う方法があります。または、完全に休職し、看護学校で勉強をする方法となります。また、看護学校は3年間のため、生活費を貯蓄しておくことが重要となります。

看護大学へ進学して学士を取得する

以前は、看護師になるためには、看護専門学校へ進学することが主流でした。しかし、今日において、看護専門学校ではなく、看護大学が増加しています。そのため、看護師になる場合には、看護大学へ進学し学ぶことも重要となります。
また、看護大学を卒業した場合には、学士を取得することが可能となるため、その後修士をとることも可能となります。

まとめ

介護士としてキャリアがあったとしても、看護師になる場合には、看護の専門学校または大学に通わなくてはなりません。そのため、金銭的な負担は大きく、誰もが資格取得できるわけではありません。しかし、看護師の資格を取得し、介護の現場で働いた場合、介護士のとき以上にできる仕事が増えます。さらに、収入面でもアップするため、学生生活中の費用が工面できるのであれば、看護師の資格取得を目指していくことは、キャリアアップのためにも重要なこととなります。