介護士コラム～体験談～

介護士のチョット得する話。土日祝勤務のメリット、その他得した体験談

入所型施設の介護士の仕事は「不規則勤務で休みがない」というイメージがあるのではないでしょうか？
確かに不規則勤務です。夜勤もありますし、土曜日曜祝日も関係なくシフトで勤務をしています。

しかし「休みがないわけではない」のです。土曜日曜祝日などは全部休めませんが、１年間トータルで考えると「年間休日は、土曜日曜祝日を合算した数だけ休める」「週休２日以上のペースで休める」という介護施設が多くなっています。
それだけ介護士の労働環境は改善されてきているとも言えます。

今回の記事では、介護士の「土曜日曜祝日に勤務して、平日に休めるメリット」「土曜日曜祝日に出勤して得した体験談」「平日に休んで得した体験談」などを折り込んだ実体験としてご紹介します。

日本全体の近年のライフスタイルは、非常に多様化してきました。

例えば、年末年始のデパートやスーパーなどの店のあり方も、３０年～５０年前などは「年末３日と年始３日は、お店は休みがあたり前」という時代でしたが、近年は「年末年始関係なく、１２月３１日も開店、１月１日も開店」しているお店の方が多いのではないでしょうか？

そんなライフスタイルの多様化を背景に、土曜日曜祝日に働く人も増えていると感じます。

介護業界、特に入所施設は、もともと土曜日曜祝日休みとは無縁の業界でした。
それが、日本全体のライフスタイルの多様化を背景に、良い意味で介護士が土曜日曜祝日などに勤務することが、世の中で目立たなくなってきた、あたり前のように認識されるようになってきたとも言えます。

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不規則勤務で土曜日曜祝日に勤務する介護士の、出勤にまつわるメリットをショートストーリーでご紹介します。

自動車通勤の介護士は「土曜日曜祝日は、道路が混んでいないのでいつもの通勤時間の半分で済む」という方が多いです。
また「早番、遅番、夜勤の通退勤は、世間一般の通勤ラッシュ以外の時間になるので、渋滞のストレスが無い」という方が多いです。

余談ですが、入所施設の介護士として、常勤（正社員など）で勤務するようになると、早番、遅番、夜勤が多く、日勤が少ないという傾向になります。

したがって、入所施設で働く介護士で自動車通勤をする方は、意外と通勤における渋滞などのストレスが少ないと言えます。

また電車などの公共交通機関を利用する介護士は「土曜日曜祝日は空いていて、座って寝ることができる」という声をよく耳にします。
夜勤明けなどは「通勤ラッシュの時間帯から外れた時間に帰るので、座って寝ながら帰る」という声が多いです。

このように、公共交通機関を使って通勤する介護士も、通勤の混雑から外れた時間帯で通勤退勤する場合が多いので、通勤によるストレスは少ないと言えます。

介護業界と他の業界は、様々な面で比較対象にはならないかもしれませんが、慢性的な残業ありきの業界や、休日にサービス出勤ありきの業界と比べると、介護士は実はキッチリ休日を取ることができ、残業が少ない傾向にあります。

介護士をとりまく労働環境は、働く企業・法人の考え方や体質にもよりますが、近年かなり改善傾向にあると言えます。
背景には、介護士不足の問題に対して、特効薬ではないものの、厚生労働省を中心に国全体が労働環境改善や賃金改善への取り組みをしてきた結果があるとも言えます。

入所施設の介護士は、不規則勤務ではありますが、退勤時間近くになれば、引き継ぐ勤務帯の介護士に申し送りを行い、ご利用者様の不測の事態が発生しなければ、ほぼ定時に退勤できる状況が多いです。

入所施設の介護士は、不規則勤務であるが故に、労働者として体調を整えることが重要視されてきました。
したがって入所施設の介護士は、以前から退勤時間になったら残業せずに退勤するという傾向にありました。

また近年は、介護士不足対策のために時間外勤務を極力少なくし、介護士の労働環境の改善を図るという目的で、残業を極力減らす入所施設が増えている傾向があります。

上述の残業が少ないことにも結びつきますが、入所施設の介護士は平日休みが多い傾向にはありますが、１年間トータルで「土曜日曜祝日を足した分と同じ位の休日がある」「週休２日以上のペースで休むことができている」、そのような職場が多いです。

ノルマはありませんし、休日にサービス出勤ありきの業界とは正反対で、むしろ「不規則勤務だからこそ、休日にはキッチリ休む（雇用側としては休ませる）」傾向にあります。

キッチリ休むことで、介護士の気持ちは心身ともリフレッシュし、ご利用者様に笑顔で関わることができます。

介護士の仕事のイメージの１つに「不規則勤務で休めない」というものがありますが、休日については実はキッチリ休める、そして残業は少ない傾向にあります。

また土曜日曜祝日の出勤はありますが、土曜日曜祝日に出勤して平日に休むことのメリットも多くあります。

土曜日曜祝日の休みにこだわらなければ、介護業界は実は良い意味でメリハリがあり、きちんと休めて残業も少ない業界であることを多くの方に知っていただければ幸いです。