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介護士コラム~体験談~

将来的に介護士は給料は向上するのか?

介護士の給料は安く、将来が不安と思っている介護士も多く、その結果現状を見て介護士になりたいと思う若者も少ないのではないでしょうか。しかし、介護士が増加しない一方で介護が必要な高齢者は年々増加しており、介護に対する社会的見解も変わってきていることもあります。

そのため、今後介護業界は良くしなければならないと国事態も考え始めており、どのように変化していくのか期待を持っている方も多いのではないでしょうか。
ここでは、将来的に介護士は給料は向上するのかということについて、ご紹介いたします。

10年後には向上している可能性はある

団塊の世代が高齢者となり、介護が必要な高齢者がますます増加している今日において、10年後2人に1人は高齢者であり介護が必要な状態となります。そのため、介護士不足が今以上に懸念されており、介護士に対する手当も厚くなる可能性があります。

介護士の需要が今以上に高まるため、介護士の給料は向上し、介護士自体を集めることに国全体が力を入れていきます。しかし、そのころには若者の減少に伴い今以上に介護士になる人も少なく、一人の介護士にかかる負担は増大していることが予測されます。そのため、介護士の負荷は大きくなり、今よりも給料が向上しても、介護士の負担が増大してしる状況となり得ます。

ロボットの進出に伴い、介護士不足が軽快する可能性がある

介護士の身体的負担を軽減するため、介護の現場ではロボットの進出が増加しており、介護士不足を少しでも軽快する働きがされ始めています。ロボットは、介護士の負担を軽減するだけではなく、高齢者の支援その物にも対応していることもあり、介護士の人員を削減することも目的とされていることもあります。

そのため、介護士の人件費を削減することができ、一人当たりの介護士の給料自体は向上する可能性はあります。しかし、ロボットの進出に伴い、介護士の数は減少していき、介護士自体の負担が減少するか否かは何とも言えないところでもあります。また、介護士の人数を削減しその分をロボットにすることで、臨機応変に対応することや、即座の判断などはすべて介護士が行わなければならなくなり、精神的負担は増大することも予測されています。

団塊の世代の介護が終われば、介護士の給料が低下の可能性

団塊の世代が高齢者となり、介護士の数が必要とされている今日においては、介護士の需要は高く給料が向上する可能性があります。しかし、団塊の世代の介護が終わった後は、少子高齢化ではなく、人口その物が減少しており、このままの人口統計で行くと介護する高齢者の数も減少していきます。

そのため、団塊の世代の介護が終わった後、介護士の給料だけではなく、すべての企業の給料が低迷する可能性も極めて高いのも現状としてあります。今必要な職種として、介護士という職種はありますが、高齢者の数が減少すると同時に、介護士の需要は低下し給料も向上することはありません。このように、人口の動きに伴い、介護士の給料が向上するか低下するか、どちらかになってしまうということになります。

国にとって何が必要かの判断

日本において、さまざまな福祉の問題が生じており、国にとって何が問題であり何が必要なのかと言うことにより、介護士の給料が向上するか横ばいなのかは変わっています。特に、働く女性が増えている今日においては、高齢者に対する支援なのか、子供に対する支援なのかということもあります。

高齢者に対しての支援を手厚くすることで、子育て世代に対する支援がおろそかとなってしまうこともあります。また逆に、子育て世代に対し重点を置き、手厚くサポートをしていくと、高齢者支援がうまくいかなくなり、介護士の給料が低下してしまうこともあります。今国において必要なことは、高齢者に対する支援と同時に、子供にとっての支援となります。それらの福祉について、国がどのように判断し、どのように支援していくかと言うことにより、介護士の給料は左右されていきます。

まとめ

介護士の給料が将来的に向上するかどうかと言うことは、はっきりと断言することはできません。しかし、介護士は必要な職種であり、いなければ社会自体も混乱してしまいます。そのため、介護士に対しての手厚い支援を、国全体が行うことができることが望ましい状態と言えます。

特に、社会福祉に対しての支援は、正直おろそかになっている部分もあるため、介護士や保育士などは生活することすらもままならない状態となっています。この状態が、いつ向上し、どのように変化していくのかと言うことは、国の判断であり国がどのように動くかと言うことになります。超高齢化社会であり、少子高齢化社会のわが国において、高齢者を支援する介護士も、子育て世代を支援する保育士も必要不可欠な存在であり、今後給料が向上することを期待するしかない状態です。

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