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介護士コラム~体験談~

1月1日の夜勤になって、とても喜んだ介護士がいた!その理由とは?

入所型の施設で働く介護士は、年末年始もシフト勤務で、毎年介護士の誰かは必ず年越し夜勤をしなければいけない職場環境にあります。
しかし、どうせ年末年始も普通にシフトで勤務するならば、年末年始の勤務も何らかの方法で楽しくモチベーションアップしたいものです。

今回ご紹介する介護士体験談は、私の関わっている入所型施設で、今年の年末年始の夜勤をどのように決めたかという内容と、1月1日の夜勤になってとても喜んだ介護士がいるのですが、なぜ1月1日の夜勤がそんなに嬉しかったのか?その理由についてご紹介します。

毎年恒例の年末3日間と年始3日間の夜勤決め

介護施設の多くは、介護士だけの会議を設けています。
私の関わっている入所型介護施設も同様で、毎月1回、介護士だけの会議(会議時間も現場は動いているので、どの日どの時間に会議を行ってもすべての介護士は出席できませんが)を行っています。

毎年11月の会議の恒例イベント(?)があるのですが、それが「年末3日間と年始3日間の夜勤決め」です。
施設規模的としては複数名の介護士で夜勤をする(担当フロアーごと配置されますが、困ったときなどは内線で相談できる環境です)ので、例え年越し夜勤になっても淋しい感じにはなりません。

話は、年末3日間と年始3日間の夜勤決めに戻ります。
どうせなら決める方法も楽しく(?)今年はあみだくじで決めました。

あみだくじが、会議出席メンバーの前でリアルタイムで公表されていくので、介護士たちから「○日の夜勤でヤッター(またはザンネン)」などの声が出て、何だか盛り上がります。

1月1日の夜勤になって、とても喜んだ介護士、その理由は?

この、あみだくじによる年末年始の夜勤決めで、1月1日の夜勤(1月2日の朝が夜勤明け)になり、とても喜んだ介護士がいるのです。

「1月1日の夜勤になって、とても嬉しいです」とその介護士は言います。他の介護士たちが「なんで、そんなに嬉しいの?」と当然のように聞きます。
1月1日の夜勤になって、とても喜んだ介護士からの答えは・・・

「箱根駅伝を心おきなく、ほぼ全部テレビで見ることができるから(しかもビールを飲みながら)です!」とのことだったのです。

他の日が夜勤だった場合、箱根駅伝が見れない可能性がある理由

1月1日の夜勤だと、なぜ「箱根駅伝を心おきなく、全部見ることができるのか」について、詳しく解説します。

私が関わっている施設の夜勤は、昔からよくある長時間タイプの夜勤です。
夜勤入りの日で勤務1日めとカウントされ、午前0時の日付が変わった時点でそのまま勤務2日めとカウントされます。

この長時間タイプの夜勤は、介護業界では「夜勤入り→夜勤明け→休み」のような3日間のパターンが基本形とされてきました。私が関わっている施設も例外なくこのパターンです。

話は、1月1日夜勤と箱根駅伝(1月2日~3日)との関係性に戻ります。
1月1日に夜勤をするということは、1月2日の朝(この施設は9時に勤務終了)には勤務が終わり、その翌日の1月3日は自動的に休みとなるシフトになります。

1月2日の箱根駅伝のスタートには間に合わないものの、1月1日の夜勤になって喜んだ介護士は、施設から自転車で10分程度の通勤時間で、9時30分には自宅に帰ることができると言っています。

夜勤明けで眠たい状況ではあるものの、その介護士が言っていたのは「夜勤明けでビール飲みながら箱根駅伝をテレビで見て、昼過ぎたら寝て、その翌日は絶対休みだから、朝からゴールまで箱根駅伝を見ることができる」ということなのです。

付け加えるように、その介護士が言っていたのは「他の日に夜勤だったら、1月2日~3日は勤務になっていた可能性がある」「仮に年越し夜勤だったとして、1月1日は夜勤明け、1月2日は休みでも、1月3日は何らかの勤務になる確率が高いから、箱根駅伝の往路は見ることができても、復路を見れない可能性が高かった」とのことです。

さらに付け加えるなら「12月29日や12月30日の夜勤は避けたかった」とこの介護士は言っていました。
なぜなら「その日に夜勤していたら、1月1日~3日まで連続で何らかの勤務だったと思う」からだそうです。

ここまで記事を読んだ皆さん、この介護士が1月1日の夜勤を喜んだ理由が、何となくわかっていただけましたでしょうか?

まとめ

入所型の介護施設に勤務する介護士は、年末年始の勤務は避けて通ることはできませんが、どうせなら介護士みんなで少しでも楽しい方法を考え、年末年始の勤務のモチベーションアップになると良いと思います。

また、今回1月1日の夜勤で喜んだ介護士の件をご紹介しましたが、考え方によっては、年末年始の夜勤も楽しくなる事例として、考え方の参考にしていただければ幸いです。

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