HOME > すべての記事 > 介護士コラム~体験談~ > 新聞の地方版ページの1角を飾った!ステキなご利用者様との出会い2

介護士コラム~体験談~

新聞の地方版ページの1角を飾った!ステキなご利用者様との出会い2

前の記事に続き、今回も今までに私が出会った、ステキな(オモシロイ)ご利用者様を紹介します。仕事で直接かかわるご利用者様との出会いは介護の仕事の大きな魅力です♪

お会いしたS様は当時101才で杖もつかずに小走りできた!

私が以前働いていたデイサービスセンターでこんなご利用者様と出会いました。

女性のS様。当時要介護2で軽い認知症がありました。
ビックリしたのはその年齢と身体能力!?
なんと当時101才!その年齢で車いすや寝たきりとかではなく、普段は杖もつかずに歩くことができているのです。

それだけではありません。

S様は朝、デイサービスセンターの送迎車が近づいてくると「乗せてちょーだいよー」と小走りで走ってくるのです!走れる101才!
軽い認知症があっても当然といえば当然ですよね・・・だって101才ですもん。

デイサービスセンターでは神様のような存在

ご利用者様
話は変わりますが、職員がご利用者様を呼ぶときやご利用者様どうしで名前を呼び合うとき、たいていの方は「○○さん」とさん付けで呼ぶのではないでしょうか。
私が働いていたデイサービスセンターも当たり前のように「さん」付けで呼んでいました。

ところがこのS様のことはなぜか「○○サマ(様)」付けで職員も他の利用者様も呼んでいたのです。それはなぜかというと・・・

デイサービスセンターの中では走るような場面はありませんが、101才という年齢で普段は杖なしで歩くことができたS様は、他の利用者様から神様のような存在だったのです。

座席はデイサービスフロアー内のまさにセンター、中心。
S様のご利用日は皆さん自然とその場所を空けてS様が座るのを待っているのです

そして他の利用者様は男女「S様、手をさわらせて~」「肩もませてね~」「さわることができてありがたい」「私もがんばらなきゃ」とちょっとしたアイドルを囲むかのような雰囲気になるのでした。

102才のお誕生日に地方新聞の取材が来る!翌日見事記事に!

S様の身体状況は良い意味で大きな変化をすることなく(というかますます元気に!?)なられて、102才のお誕生日が近づいてきました。

お誕生日が近づいてきたある日、なんと新聞社から取材の申し込みが来たのです!
(誰かが情報を伝えてくれたのでしょうかね・・・)

新聞社が来るとなれば、お祝いする職員側も気合いが入り、当日はフロアー内に紅白幕をかざり皆で盛大にお祝いをさせていただきました。
102才になられたS様は、翌日見事に新聞の地方版ページの1角を飾ることになりました

いかがでしたか?
ご利用者様とのステキな出会いがあるのも介護の仕事の魅力です。

掲載中の転職サイト一覧

介護士コラム~体験談~関連記事