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就職先としての介護施設

老人保健施設で働けば一人前の社会福祉士になれる

老人保健施設では数多くの高齢者の方が出入りを行います。特別養護老人ホームでは基本的に入れば出ることはありませんが、老人保健施設では3分の1ぐらいの方が1ヶ月の間に出入りをすることもあります。

社会福祉士は老人保健施設で働くと生活相談員という職種に就くことが多いのですが、老人保健施設で働く社会福祉士の大変さ、得れる知識などをご紹介していきます。

 

出入りを管理するのが主な仕事、ベットコントロールは重要な仕事です

生活相談員の基本的な仕事としては、入所してくる方の受け入れ、退所される方の退所先を探すことが仕事になります。入所の際は主に病院からの依頼が多いのですが、病院から依頼があれば病院に伺い本人の面談をする、情報をまとめて入所できるか判定を行います
退所の際は、その人の情報をまとめて、自宅に帰るのであれば在宅のケアマネージャに介護サービスを整えてもらうように依頼をする。自宅に帰れない場合は次の施設の手配を行うといった流れを行います。
これを月40件から50件ほど行うところもありますので、肉体的にも精神的にも非常に負担になります。しかし、外部の人間との連絡調整、家族との連絡調整などを随時行っていきますので調整能力は身につきます。

 

医療知識、用語、それらを分かりやすく説明する技術が身につく、対人援助技術が向上します

老人保健施設では医療的なニーズの高い人が入所されますので、ある程度の医療用語や医療の知識を知っておかなければなりません。病院の医師とも話をすることもありますし、看護師とも深く関わりを持つことになります。
働いているとそういった言葉などが自然と身につきます。 また、家族に話すときは専門用語をできるだけ使わないでわかりやすく説明をする必要がありますので、説明する力は身につきます。

 

老人保健施設で相談員をすれば敵なし、どんな施設でも働ける自信がつきます。

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老人保健施設で働く社会福祉士は、数ある施設の中でも一番忙しいと言われています。病院で働く社会福祉士よりも、特別養護老人ホームで働く社会福祉士よりも忙しく、数をこなしていきます。 その為、老人保健施設での社会福祉士を問題なくこなすことができれば、どこの施設にいっても敵なし、働くことができます。
また、調整がうまくいって、最終的に自宅で帰れた時はそれを手配した人間として非常にやりがいに感じます。

 

まとめ

老人保健施設で社会福祉士として働くのは、とても大変なことではないかと思うかもしれませんが、常時2人以上の社会福祉士で回していますので、先輩にいろんなことを聞いたり勉強しながら働くことができます。
老人保健施設は社会福祉士として必要なことを育ててくれる施設だといえます。

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