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就職先としての介護施設

異業種から初めて介護業界へ転職→特養・老健・病院を選んでみる!

2000年(平成12年)に介護保険制度が始まってから、介護施設も実に多種多様化してきました。
異業種から初めて介護業界へ転職するときに「どんな施設で働いたらよいか迷う」方も多いのではないでしょうか?
そんな方にはあえて、特養・老健・病院などの入所型を転職先に選ぶことをお勧めします。

知識は熱いうちに身につけろ!

介護業界に転職する多くの方は、介護職員初任者研修(以前でいうヘルパー2級相当)などを履修・取得されてから転職を考えるのではないでしょうか?

よく「資格を取得して初めてなので、まずはデイサービスなどの軽いご利用者様から介護を始めてみたいのです」という発想はNGです。
なぜならせっかく履修・取得した知識が活かされず、介護ができない介護士になりかねないからです。

ペーパードライバーが「免許は持っているけど、実際の道路での運転はできなくなっている」のと同じ状態になります。

資格を履修・取得したからこそ、あえて特養(特別養護老人ホーム)、老健(老人保健施設)、病院(ここでは療養型病床を指します)などの入所型を選ぶことをお勧めします。

入所型にいらっしゃるご利用者様は、介護度が重たい方が多く、だからこそ履修・取得した知識や技術の反復練習のようになって、介護士はますます知識・技術、そして経験を身につけ成長するからです。

重たいご利用者様ほどやるべきことがハッキリしている

重たいご利用者様は、例えば排泄介助(おむつ交換)や、入浴介助(機械浴槽で全介助)などはやるべきことがその手順含めてハッキリしているので、介護士にとっては実は仕事が覚えやすいのです。
ベッド上での体位変換などの方法もハッキリしているので、ある意味わかりやすいとも言えます。

またご病気に対して、どのような点に気をつけるのかもハッキリしている方が多いので、看護師さんたちから病気の知識を教えてもらうこともできます。

「重度のご利用者様から多くを学べ」の精神です。

軽いご利用者様との関わりばかりで陥ってしまうこと

私の知り合いの職場に、こんな介護福祉士がいました(チョット悪い例になります)。

デイサービスだけの実務経験3年を積んで、介護福祉士の国家試験に合格して見事介護福祉士となった。
ところが施設内異動で入所の介護士になったら、おむつ交換の仕方や体位変換の仕方が全くわかっておらず、まわりは白い目で見るし、働く本人も精神的にたいへんそうだった。

このような話を聞くと「重たいご利用者様の介護をさせていただいて、なるべくはやく知識や技術を身につけよう」という気になりませんか?

まとめ

いかがでしたか?
異業種から初めて介護業界に転職するこれから介護士になる方には、あえて入所型の施設や病院をお勧めします。
履修・取得した知識や技術にはやく磨きをかけることができますよ!

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