HOME > すべての記事 > 介護士のお仕事 > デキる介護士はここが違う!?地球には重力が働いている!?を意識する

介護士のお仕事

デキる介護士はここが違う!?地球には重力が働いている!?を意識する

介護技術に優れている介護士を見ていると、実は難しいことはそれほどしておらず、基本に忠実に介護している介護士が多いことに気づきます。ついつい忘れがちな基本に常に立ち返ることができているのです。

今回は「デキる介護士はここが違う!?地球には重力が働いている!?を意識する」という内容で改めて基本の大切さをご紹介します。

「地球には重力が働いている」という当たり前を意識する

これからご紹介する内容は、私が20代前半の頃、介護の実技研修で実際に学んだことで、ある意味実体験とも言えます。

私が働いていた介護施設とその周辺の介護施設合同で介護の実技研修を開催することになり、外部講師の先生を招いて実技の向上を図る目的で研修は開催されました。

そのときの研修の講師の先生は、基礎資格が介護福祉士で、その他いろいろな資格をお持ちの専門学校の先生でした。

私が介護士として今でもこの先生が研修中に繰り返し言っていた言葉が、よく頭の中によみがえってきます。

それは「常に下から支えることを意識する。だって地球には重力が働いているんだから。
何でも上から下に落ちてくる。介護士の手は支える手。だから介護士の手のひらは基本上向き。
といった言葉です。

人間として地球で生活しているうえでは皆当たり前の事で、介護そのものに限らず、地球に生きているもの皆そうなのですが、私は先生のその言葉を今でも意識しています。

ご利用者様を上から持つことは、基本的にリスクをともなう

入浴介助
その実技研修では、入浴介助の実技研修もありました。
ご利用者様役(さすがに水着着用OKでした)と介助者役になって、実際に機械浴を使用して洗髪洗身などをお互いにやりあって評価しあいました。

この場面でも、その講師の先生はこんなことを言っていました。

石けんやお湯など、すべりやすい環境が整っているからこそ、必ず下から支える意識が大切です。
上から持とうとすると、ご利用者様の手や足を不用意に下部に落とすことになり、ケガを負わせてしまうリスクがあります。

当たり前といえばそれまでなのですが、ついつい上から持ってご利用者様の皮膚を傷つけたり内出血を負わせてしまうということが介護現場の場面では少なくありません。

まとめ

いかがでしたか?入浴実技研修の場での例を取り上げましたが、重力を意識して下から支えるということは様々な介護場面に使えることであり、基本でもあります。

重力を意識するだけで、介護技術はかなり向上することまちがいナシ!です。

掲載中の転職サイト一覧

介護士のお仕事関連記事