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介護士のお仕事

デキる介護士はここが違う!?ご利用者様が介護士を持つ介護

介護士に求められる仕事は多様化してきました。
介護技術なども、ひと昔前は常識だった介護技術が今は通用しないということもあります。
今回は「デキる介護士はここが違う!?ご利用者様が介護士を持つ介護」という内容をご紹介します。

キーワードの1つ「残存能力の活用」を思い出そう!

ご利用者様の生活を支えるのが介護士の仕事。
身体介護などにおいて「介護士がご利用者様の身体を支えたり動かしたりする」ということは、介護士誰もが当然のように思うところです。

決してまちがってはいないのですが、デキる介護士はここでひと工夫します。

まず、キーワードとして「残存能力の活用」という言葉を思い出すことができるのが、デキる介護士の第1歩です。
ご利用者様の身体を介護士の力だけで動かすのではなく、ご利用者様が使える箇所は使っていただくという視点です。

付き添い歩行の介助では、ご利用者様に介護士を持ってもらう

歩行
一旦話は変わりますが、介護士になるために勉強をした方は「高齢者の皮膚は傷つきやすかったり剥離(はくり)」しやすい」ということを学んでいるはずです。

例えば介護士がご利用者様の手首や腕などを握ったりすると、ビックリするほどご利用者様の皮膚が剥がれてしまうことがあります。
(ご利用者様にとっても、介護士自身にとってもできれば経験したくないものですが。)

付き添いで歩行介助する際もそうです。
介護士が本来ご利用者様の安全のために横に付き添って、かつご利用者様の手首をうっかりもってしまうと、(高齢者全員に該当するわけではありませんので誤解のないようにお願いします)手首の皮膚が剥がれてしまうことがあります。

デキる介護士はここでひと工夫した付き添い歩行の介助をします。

介護士がご利用者様の手首や腕を持つのではなく、その反対をします。
ご利用者様に、介護士の指や手や腕などを持っていただくようにするのです。

ご利用者様がケガをしないで、なおかつ残存機能の活用になる

ご利用者様が、介護士の指や手や腕などを持てば、介護士がご利用者様の弱くなっている皮膚を剥がしたりする(表皮剥離と言います)こともなくなります。

またご利用者様自身の力で介護士を持っているので、ご利用者様の残された力を使っていただいているまさに残存能力の活用にもつながっているのです。

まとめ

いかがでしたか?このようにデキる介護士は残存機能の活用を意識して、ご利用者様が持っている力を活用し、ご利用者様のケガも未然に防ぐ工夫をしているのです。

今回ご紹介した内容が、介護士の仕事をしている、またはこれから介護士を目指す皆さんの参考になれば幸いです。

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