質の高い対応が求められる有料老人ホーム

有料老人ホームで働く社会福祉士は、生活相談員として働いています。有料老人ホームで働く生活相談員はどのような仕事内容をしているのでしょうか。また、得られるスキルや知識はどのようなものがあるのでしょうか。

質の高い生活相談員が求められる、対人援助ではなくお客様相手の仕事です

有料老人ホームは他の施設に比べて料金が非常に高いです。特に高級有料老人ホームと呼ばれる施設では、入るだけでも何千万、入ってからも月に３０万以上かかるぐらいの維持費がかかってしまいます。
生活相談員の役割としては入所の判定やクレーム処理、相談受付、契約などがあります。そうった高級老人ホームに入る方は高いお金を出して入居しますので、当然窓口でもある生活相談員が頼りの無い人であれば入居するのも躊躇してしまいます。
生活相談員は対応が丁寧で、愛想も良くしないと務まりません。入居する人は社会的にも地位の高い人が多いですのでそういったスキルが必要になってきます。

対応が悪ければ他のホームに移る可能性もあり、注意して対応しましょう

高いお金を出しているので、当然何かあればクレームもあります。有料老人ホームは通常の特別養護老人ホームよりもクレームが多いと言われてます。生活相談員の対応次第では他のホームに移る場合もありますので、真摯な対応が大切になってきます。
特別養護老人ホームであれば、やっとの思いでホームに入居したという人も少なくはありませんので、他のホームに移るということはまずありませんが、有料老人ホームの場合はそのようなこともありますので注意しましょう。

自費サービスを使用した要望対応している、柔軟な対応を求められる

有料老人ホームでは様々な場面で介護保険にはとらわれない柔軟な対応が求められます。サービス的にも介護保険外のことをしている有料老人ホームも多いですので、それを生かした対応をするようにしましょう。
例えば、「リハビリをもっとしてほしい」という要望があったとします、通常の老人ホームでは特別にリハビリをすることは難しいのですが、有料老人ホームでは外部のリハビリ施設に行くように紹介をしたりするところも多いようです。
例えば、「旅行に行きたい」という希望であれば有料の介護タクシーを紹介するなどの対応ができます。

まとめ

有料老人ホームの生活相談員は通常の生活相談員よりも質の高い対応が求められます。その為接客に自信がある人、接客のマナーを身に付けたい人にはおすすめの場所だといえます。また、有料老人ホームは特別養護老人ホームに比べて給与が高い傾向にありますので、給与を重視している人にもおすすめです。