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睡眠を監視する?新しい睡眠ロボットとは?

現代はロボットや電子機器であふれており、掃除機もついには人が掃除機自体を使わなくなる時代も近くなってきました。
その理由としましては、全自動の掃除機が登場したからです。

物には様々な歴史があり、今や身近になっている洗濯機も、その昔はたらいと洗濯板で人が洗濯をしていた時代もありましたが、今ではそんなことは滅多に見ない光景の一つではないでしょうか。

また、最近画期的なものとしましては、自動車に取り入れられている自動運転システムがもう完成間近となっており、タクシーも人が運転すること自体がなくなる時代もくるのではないでしょうか。

もちろん介護の世界でもそれは例外ではなく、介護ロボットなるものが今でも多数製造されています。
そこで今回は、その中でもあまり馴染みのないものとされている睡眠ロボットについて紹介していきます。

介護ロボットにはどんなものがあるのか

現代では様々なロボットが存在しており、自動運転システムなどは今最も注目されている画期的なシステムなのではないでしょうか。

これにより、高齢者の方にとっては非常に便利な移動システムとして機能し、実際に導入されれば介護の世界においても、また新たな介護のやり方が見つかるのではないかと私は考えております。

そんな中、介護の世界においても「介護ロボット」と呼ばれるようなロボットが、2013年から政府の支援を受け開発されておりますが、実はまだ開発中の段階であり導入自体はされておりません。

気になるのは、一体どのような介護ロボットがあるのかではないでしょうか。
こちらでは、その介護ロボットについて紹介していきます。

まず、移動介助機器というものがあります。こちらは装着型と非装着型の2種類があり、いずれもパワーアシストが付けられています。

装着型としましては、介護者の方が装着することで、ベッドから車椅子移乗やトイレ移乗のアシストを行うことを目的に作られた機械です。
これにより、従来なら介護者の方にかかっていた腰の負担がかなり軽減されることで注目されております。

非装着型としましては、こちらもベッドからの移乗が目的として作られた機械であり、仕組み自体は装着型とそれほど変わりはないですが、特別な設置工事がいらないのは便利なところではないでしょうか。

その他ですと、移動支援機器や排泄支援機器や見守り支援機器、入浴支援機器があります。

介護ロボットのメリットとしましては、まず人手不足として知られている介護業界にとっては、ロボット一つで仕事がかなりさばけることが挙げられます。
次に、介護者の方の悩みの種になっている腰痛が、これにより軽減されることもメリットに挙げられます。

では、デメリットがないかと言えばそうではありません。まず、ロボット1台製造するだけでかなりのコストがかかることが予想されます。
また、介護者にあってロボットにはないものが一つだけあります。それは、人間が持っている人の温かみや感情がロボットには一切ありません。

つまり、ただ仕事が楽になるだけで、利用者にとってはもの寂しい物になってしまうことが最大のデメリットとして挙げられます。

新型睡眠ロボットについて

介護ロボットについては上記の通り紹介していきましたが、実はこれだけではなく、新たな種類の介護ロボットが開発されました。
それは、睡眠ロボットです。

こちらは、介護施設向けとして平成27年に開発されたものであり、名前は「まもる~の」と付けられております。
では、この「まもる~の」ですが、一体どのようなシステムがあるのか気になりますよね。こちらでは、そのことについて紹介していきます。

こちらの睡眠ロボットは、利用者が生活する居室に設置することにより、利用者の方のベッドでの状況を把握することが可能とされております。
そのため、パソコン等とリンクさせてしまえば、従来のように巡回や見回りが必要なくなるのです。

しかし、これだけ聞くと監視カメラが付いているように感じる方もいると思いますが、実はそんなことはなく、モニター上で睡眠中の状態なのか活動中の状態なのかを細かく表しています。

それだけではなく、ナースコールとリンクさせることも可能なので、利用者からのコール対応にも迅速に対応することが可能とされております。
また、モニター上で絵が状態を表すため、プライバシーを守る効果もあるとされています。

しかし、こちらではそのようなメリットがありますが、機器の及ばない範囲外で利用者の方が危険行為をしている可能性がある場合については、モニター上では把握が出来ないことはデメリットになりえると言えます。

まとめ

これだけの介護ロボットが開発されてはいますが、まだまだ課題が非常に多く残っています。
それだけではなく、今回のような睡眠ロボットの場合、設置個所によっては利用者の状態次第では壊されてしまう可能性も否定出来ません。

しかし、巡回や入出することがないため利用者のプライバシーを守れることはいいメリットとして挙げられるのではないでしょうか。

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