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介護士のお仕事

グループホームでの一日の過ごし方

グループホームとは、認知症の方が少人数で生活をしている施設です。施設によって、一日のスケジュールは多少違うとは思いますが、大まかなグループホームでの一日の過ごし方をご紹介したいと思います。

今までの生活を配慮しながら過ごします

グループホームに入所する前は皆さんそれぞれの生活スタイルがあった事と思います。人によって起きる時間や食事の時間や一日の過ごし方は違うでしょう。

認知症の方は慣れた環境や、慣れた生活スタイルを好まれる為、極力その辺りは配慮した生活になるかと思われます。施設によって違うかとは思われますが、家で使っていた家具等を持ち込んだりし、入所前に住んでいた環境に似せたりする場合もあるでしょう。

自分の事は自分で行うよう働きかけます

施設であれば、食事や入浴、更にはトイレ誘導の時間等も細かく決まっており、職員はそのタイムスケジュールに沿って業務をこなしていく事かと思われます。

しかし、グループホームでは大まかなタイムスケジュールはあるものの、施設程細かく決まっていない所が多いでしょう。調理をするにあたって、食材の買い物から入所者でおこなう所もあるでしょう。調理は包丁を使ったり火を使ったりする事もあり、危険も伴う為、職員の介入もありますが、入所者でおこなっている場合が多いでしょう。

私たちが生活する上で、家で普通におこなっている買い物・調理・掃除・洗濯等の家事等は入居者と共におこなっている場合が多く、家庭的な雰囲気がグループホームの大きな特徴といえるでしょう。

得意な事を活かしたり、それぞれの過ごし方があります

認知症の方は短期記憶が出来にくい場合が多いですが、昔の記憶は残っていたり、得意な事やずっとおこなってきた事は、継続して出来る事も多くあります。

グループホームは、一人一人の得意な事を活かしたり、その人らしい一日の過ごし方を大切にしている所が多い事だと思われます。

まとめ

認知症を患っている方は急増しており、今後も確実に増えると言われています。認知症の進行の度合いにもよりますが、在宅で認知症の方を介護する事や、介護職で仕事をしていても、認知症の方のケアは難しい場合も多くあるでしょう。

ですが、適切な関わり方をすると、認知症の方も混乱する事無く、穏やかに過ごす事が出来ます。グループホームは認知症専門の施設ですので、職員も認知症に対し意識が高いところが多い事だと思われます。

認知症になっても、その人らしく過ごす事ができやすい施設がグループホームの特徴といえるでしょう。

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