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介護士のお仕事

認知症の方を支える認知症サポーターとは

認知症サポーターというのをご存知でしょうか
認知症の方に対しての正しい理解を身につけます。
普段何かをしないといけないわけではなく、暖かく認知症の方やその家族を見守りますよというメッセージです。

養成研修を受けることで認知症サポータになることができます。
1日の参加でサポーターになることができ、基本的な認知症に対しての知識などを習うことができます。
参加した人にはサポーターであることを示すオレンジ色のシリコンバンドが配られます。

まだまだ少ないものの、介護に関わっている人や役所で働いている人、障碍者の方と出かけられている人のカバンにはこのリングが付いているのを見かけることもあります。
「私は認知症の人やご家族が困っていたらサポートをしますよ」というメッセージにもなりますので、参加した人はぜひ外出時に着けておきましょう。

認知症サポーターになるには?

認知症サポーターは特別な活動をすることは無く、認知症に対しての理解とできる範囲での支援です。
認知症サポーターになって負担が増えるということはありません。

認知症サポーターになるためには養成研修に参加する必要があります。
認知症サポーターの養成研修は全国で行われていますが、定期的に行われているものではありません。

地域で活動している団体からの要請があった場合、キャラバンが出向き養成研修を行います。
認知症サポーターの養成研修を行っている団体とこれまで関わりが無くても研修に参加することができます。

認知症サポーターキャラバンのから自分の住んでいる地域の窓口を探し問い合わせをしてみる必要があります。
また、住んでいる市町村+認知症サポーターと検索をすることで窓口を見つけることもできます。

また、地域によってはHPで詳しく受講できる養成研修のことについて載せてくれているところもあります。

養成研修が近くで行われていない場合は?

saporter

自分たちで養成研修を開き、キャラバンメイトに来てもらうことも出来ます。
その場合、人数が十分に入れる会議場など場所を確保する必要があり、人数についてもある程度の人数で受ける必要が出てきます。

私は介護職員基礎研修という、介護の資格を取りに行っているときに認知症サポーターを受けました。

介護職員基礎研修を一緒に取っているメンバー30名ほとんどが認知症サポーターを受けたいということだったので、認知症サポーターの地域の窓口に電話で問い合わせ、1日レンタルできる学校近くの会議室を借りて会場費を割り勘にしてクラスメイトたちと受けました。

このように、人数と場所など条件を整えると自分たちで養成研修を開くことも可能です。
こちらから希望の日時を伝えることはできますが、希望通りにいくとは限らずキャラバンメイトと呼ばれる講師が来れる日時とのすり合わせをして日にちを決めましたので候補の日をいくつか準備しておく必要があります。

また、私は認知症サポーターを受けた後でしたが、就職した訪問介護事業所では、事業所の取り組みとして希望者を募り事務所を利用して認知症サポーターの養成研修を行ったことがありました。
ただ、行きたいと希望していても仕事との兼ね合いで受けれないヘルパーの方もおられました。

認知症サポーターを受けるには条件はあるの?

認知症に対しての理解を深めたいと言う気持ちがあれば、どなたでも受けることができます。

研修は1日で終わります。
ただ、実際の研修時間には幅がありますので、受けたいと考える研修先に問い合わせてみるといいでしょう。

養成研修を受けるにはお金はかかりませんが、テキスト代が必要な場合がありますので予約時に確認を取っておくといいです。

養成研修では何を学ぶの?

養成研修で習う内容については大まかには決まっていますが、教えてくれるキャラバンメイトによっても違いなどがあるよです。

ですが、大まかには認知症と言う病気がどのような病気なのかなど認知症の基本的なことについて学びます。
認知症のことについての説明があり皆で話し合う時間もありました。
深い内容を習うというよりは、一通り認知症とはどのような症状かといった内容になります。

まとめ

認知症のことを正しく理解することは、認知症の方やそのご家族を支えることにつながります。
私自身も認知症について何も知らない時はどのように接したらいいのか分かりませんでしたし、介護の仕事をするようになってからちゃんと対応できるのか、講師の授業を聞いている時は不安でいっぱいでした。

私のクラスメイト達も同じ気持ちを持っており皆で認知症サポーターを受講しようと決めたのです。
ただ、実際に認知症の方と接してみると言葉で聞いていることとはまた違い、忘れやすさはあるけれど「人」に変わりはありません。

ですが、自分たちでもっと学ぼうと頑張ったことは今の介護にもつながっていると感じています。
ぜひ、この機会に思いついて受講していただければと思います。

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