介護士のお仕事
介護士が仕事上に悩む理由とその解決方法
- 2017.10.25 @ 新着
- 介護士のお仕事
『人に喜ばれる仕事がしたい』『誰かの役に立ちたい』と思って始めた介護士の仕事なのに『思っていたのと現実はずいぶん違う』『自分には介護士は向いていないのではないかな?』と悩みを抱える人が年々増えていると言います。
その結果、介護士を辞めてしまう人も多く、高齢化社会の日本における介護士不足は真剣な問題になっています。
今後これ以上、介護士不足の問題が大きくならないためにも、また現在悩みを抱えながらも介護士として働いている人が気持ちよく仕事を続けるためにも、介護士が仕事に悩む理由とその解決法方を徹底的に説明します。
介護士に多い悩みとは
夢を持って働き始めた介護士の中にも、仕事に対する悩みを持っている人はたくさんいます。
介護士の仕事で悩む理由で多いのは以下に挙げる5つです。
・人間関係に疲れる
・体力的に仕事がきつい
・給料が安い
・利用者に心無い言葉を言われた
・他にやりたい仕事が見つかった
介護士には、学校を卒業したばかりの若い人もいれば、子育て中や子育てを終えて働いている人もいます。
しかし、こうしてみていると介護士が仕事で悩む理由には男女や年齢に大きな差がないことがよくわかります。
人間関係の悩みとその解決方法
介護士の仕事での悩みの中で最も多かったのが[人間関係]でした。
圧倒的に女性が多い職場では気が合う者同志のグループがいくつかできるのは当たり前で、別のグループの人の悪口で盛り上がるのは女性が多い職場では不思議なことではありません。
また『直接本人に言わないで、上司やリーダーに告げ口のようにいわれることが辛い』『看護士から軽視されている』などが人間関係における悩みの理由になっていました。
では、その解決法方はあるのでしょうか?
まず、苦手だと思う人が職場にいたとすれば、その人の性格や特徴を知ろうと努力することです。
『自分は避ける気持ちはないよ』と相手に知らせるためにも意識して自分の方から声を掛けることです。
その時には必ず笑顔で話しかけることを忘れないで下さい。
また、上司やリーダーから何かを言われたとしても『完璧な仕事なんて誰もできないはず。私は一生懸命頑張ったのだから、まあいいか』と早いうちに忘れてしまうことです。
体力的にきついと感じた時の解決方法
確かに介護は体力的にきつい仕事です。
身体の大きな利用者さんの車イス介助や入浴介助、おむつ交換などを考えると若い介護士でも大変だということは誰でもわかります。
そんな解決方法は、どうしても大変な時には仲間に代わってもらうことが一番です。
ただし、引き受けてもらえた時には必ず感謝の言葉を述べることが必要です。
相手に求めるだけでなく、自分からチームワーク作りの努力をすることが大事なのです。
給料が安いのはなぜ?解決方法はあるのか
介護の仕事は大変なのに、そのわりに給料が安いことを知っている人はたくさんいるはずです。
では、介護士の給料が仕事の内容からみて安いのはなぜでしょうか?
その理由は、年齢や経験に関係なく採用してもらうことができる職業であり、専門職としての認識が浅いことにあります。
つまり介護は『誰にでもできる仕事』だと思われているのです。
解決方法としては、職員のレベルアップに取り組んでいる施設には[処遇改善加算給付金]という制度があるので一人では難しいことですが、一人一人のキャリアアップが給料アップへと繋がることを信じて努力を惜しまないことです。
利用者に心無い言葉を言われた時
いつも笑顔で応えてくれる利用者さんに介助を拒否された時や、暴言を吐かれた時は誰だってへこんでしまいます。
『誰のためにやっていると思うのよ』や『介護が必要なのはあなただけじゃないんだからね』と思わず言いたくなるでしょう。
しかし、そんな時には『利用者さんの身体の調子が悪かっただけ』『○○さん、思っていたより元気だ』と思うようにしてください。
温かい笑顔と落ち着いた態度で接することで利用者さんは安心されるはずです。
その日は無理であったとしても、次の日はきっといつもの利用者さんに戻っているはずです。
他にやりたいことが見つかった時
介護士以外の介護の仕事をやりたいと思ったのか、介護の仕事とは全く関係のない仕事を見つけたのかによって違いはありますが、例えば理学療法士や作業療法士・ケアマネージャーなどを考えているのであれば、これまで行っていた介護士の経験は必ず役に立つはずです。
また、介護以外の仕事の場合は新しく学ぶこともたくさんあるだろうと思いますが、人との関わりの勉強は十分にしてきたことですから介護の仕事をステップとし、自信を持ってその道に進むべきです。
まとめ
介護の仕事を考えてみると“介護”という点では一致していても、男女の差や年齢の差が溝を生んでしまうこと、相性が合わない人と同じフロアで働くことは避けようがありません。
これ以上介護の仕事をすることは無理だと本気で考えた場合は、介護の仕事から去ることは決して悪いことではありません。
また、少し考えを変えてでも、もう少し頑張ってみようといった意見も立派なことです。
ただ、しっかりと覚えておいてほしいのは“介護の仕事”あるいは“介護の仕事に携わっていたこと”に誇りを持ち続けてほしいということです。
世間では介護は誰にでもできる仕事だと思っている人もいるようですが、決してそんなことはありません。
介護士は利用者さんの生活を一番よく知り、一番身近で見ている心強い人であることを忘れないでいてください。
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