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介護士のお仕事

介護士の仕事で大切にしたい心がけ2。「残存機能の活用」

介護士の仕事は技術以上に大切にしなければいけないことがあります。
今回の記事はキーワードにも連動するとも言える介護士の仕事で大切にしたい心がけその2「残存機能の活用」をご紹介します。

 

できることを奪われていく悲しさ。

あるご利用者様の例ですが、女性のAさん(92才、要介護2)は病気を抱えながらもご自宅(介護業界では在宅と言います)で生活をされていました。
月日の経過とともにできないことが増え、ご家族の関わりや介護サービスの量も増えていったのですが、
Aさんが最後まで絶対に他人に譲らなかったことがありました。

何だと思いますか?

答え=朝のみそ汁作り。

Aさんが最後まで絶対に他人に譲らなかったのは朝のみそ汁を自分で作ることだったのです。

当時Aさんが発言していた内容で印象に残っている言葉があります。
「いろんなことを他の人がやってしまうと仕事を奪われたような気がする」「でも私はまだ台所に立つことができる」「朝のみそ汁を自分で作って飲むことを健康上大事にしてきた」
Aさんはそんなことを言っていました。

ご利用者様ができることを奪わない大切さ。

介護の仕事をしていて今でもご利用者様に対して(ご利用者様には非常に失礼ながら)思うことがあります。
「私がやってあげた方がはやいよ・・・」

でもその考えが間違いであることも十分知っているので、見守ることにしています。
ご利用者様ができることを奪ってしまう必要は全くありません。

生活の中でご利用者様が苦だと思わずに行っていることを見守ってさしあげることは、ご利用者様のその能力をいつまでも活かすことになります。

違った見方をすれば、ご利用者様ができることはやってもらえれば、介護士が直接介助しなくてもよいので介護士の仕事を必要以上に増やさないことにもなります。

ご利用者様ができないことを支援するのが介護士

反対にご利用者様ができないことは、きちんと支援してさしあげるのが介護士の仕事です。
脳疾患の後遺症で半身まひが残っているご利用者様などは、使える側(健側と言います)と使えない側(患側または麻痺側と言います)があるので、使えないところ、できないところを介護士が手伝ったりして支援します。

例えば車いすなども、片方の手足が使えるご利用者様にはできるだけご利用者様ご自身で片方の車輪をまわしてもらったり、使える側の足でこいでもらったりするように促し、使えない側や走行上危険をともないそうな場面で介護士が手伝い支援します。

まとめ

いかがでしたか?

上記に書いてきたような内容が「残存機能の活用」です。
ご利用者様に関わる上で大切な心がけです。

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