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介護士のお仕事

介護の知識を高めるお勧めの方法

介護士の仕事何年と続けているベテランの人でも、経験した事の無いような事例に直面する事があります。

介護士は基本的な知識をもとに色々な状況を経験し、少しずつ知識を増やしていく事になります。
しかし経験だけでは自分の知識が古くなっていて、今の時代に合っていない介助方法になっているかもしれません。

介護業界だけでなく、どんな仕事でも日々勉強をしながら自己成長をしていく事が理想となるわけですが、介護の仕事はどのように知識を高める事良い方法となるのでしょうか?
今回は、介護の知識を高める為にお勧めの方法をいくつかご紹介します。

介助方法の再確認をする為にも定期的に最新の教本を購入する

介護経験が10年以上あるベテラン介護士の介助手順と、最近介護の仕事を行うようになった介護士の介助手順には違いが出てきています。

新しく入社した介護士は、先輩に指導を受けながら介助方法を学ぶ事がほとんどです。
そんな時に最近よく耳にする話を紹介します。

先輩に見守られながらベッドから車いすへ移乗の介助を行う際に、移乗方法が先輩の方法と全く違うような事があります。
もちろん先輩は「そんな方法でやったらダメ」「全然わかってないじゃないか」等と注意をしたのです。

誰に教わったのか聞くと、「介助の講座があってそこで教わりました。教本にも載っています。」というのです。
ビックリした先輩は、休憩中に新人職員から教本を見せてもらうと、新人職員が行おうとした手順が載っていたのです。

こういった状況が、どこの介護現場にも見られるようになっているのです。
当時介護の仕事をする為にヘルパー講座に通っていた介護士と、現在初任者研修講座で通っていた介護士では、介助方法の教えが変わっている物もあるようです。

そういった新しい手順を学ぶ為にも、何年かに一度くらい介助手順についての教本を購入する事をお勧めです。
自分で知識を高める事が大切な事になってくるでしょう。

介護福祉士の資格取得

知識を高めるだけでなく、国家資格として取得できるのが「介護福祉士」になります。
介護福祉士になる為には介助方法だけではなく、介護保険法の成り立ちや、医療知識を学ぶ事もできるので非常にお勧めです。

また、今の介護福祉士になる為には、痰吸引や経管栄養を実施することも出来るようになるので、行える業務内容も広がりますし、会社からの待遇や、給料アップの可能性もあります。

ただ、昔のように介護経験があればだれでも受験できるわけではなくなりましたので、受験方法をしっかり確認し、自分に受験資格があるかの確認が必要になります。
試験についてもしっかり勉強すれば、合格できる可能性は十分ある資格ですし、必ず今よりも知識を高める事になるでしょう。

また、介護福祉士の資格だけでなく、介護業界には他にもたくさんの資格があります。
例えば「レクレーション介護士」という資格は、レクレーション知識やそれを実行するための技術を身につけられる資格になります。
さらには「介護予防運動指導員」は、運動を通した身体ケアを行う為の知識を身につける事が出来ます。

その他にも「福祉用具専門相談員」「移動介護従事者」「難病患者等ホームヘルパー」等、様々な資格があります。
介護をするにあたって必要な知識をさらに広げる為には、資格取得をする為に知識を磨く方法がお勧めです。

内部・外部研修に参加をする

定期的に「認知症について」「感染症について」「虐待防止について」等、職員同士が資料を作成しながら学んだり、職場にある「介護マニュアル」を用いて知識を身につける「内部研修」があると思います。
このような施設で行う研修等は、なるべく参加する方が良いでしょう。せっかく会社が提供してくれている勉強できる機会になりますので、知識を高めるチャンスになります。

会社によっては先ほど紹介したような、「資格取得サポート」をしてくれる会社もあり、実際初任者研修講座で講義をしている先生や、医療行為の指導を行う看護師等が実際に指導してくれる所もあるようです。

また、都道府県や市町村等で開催している「外部研修」を開催している地域も多くあります。
働いている職員たちとの研修会ではなく、他の事業所で働いている介護士とコミュニケーションがとれるので、とても刺激になるようです。

自分が働いている施設での困った事例や悩んだ対応方法などの情報交換や、他の介護士から見た意見を聞ける機会があれば、介助方法の考え方の知識が広がる事でしょう。

まとめ

今回は、知識を高める為にお勧めの方法をいくつか紹介しました。
一度学んだ対応方法は定期的に復習する事や、知識が高められ、尚且つ自分の為にもなる資格取得を目指してみる事が大切です。

また、違う形態の施設や介護事業所で働いている介護士との交流も大事になってくるでしょう。
色々な体験を聞いてみるのも、新たな考え方が自分でできる様になったり、工夫して対応できるようになるかもしれません。

(自分で調べて学ぶ)(人の話を聞いて学ぶ)(人に教える為に学ぶ)
この3つを忘れずに、さらなる高みを目指して下さい。

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