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介護士と看護師、収入はどれくらい違う?

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給料の高いイメージのある看護師ですが、介護施設で働く看護師は、介護職から見れば、自分たちと大して変わらない仕事をしているようにも見えますよね。
ちょっと処置をしているところや薬の管理、吸引や胃ろうのかたのお世話をいているところをみても、何だか介護士でもできるような気がしてきますし、おまけに介護士よりも楽そうではないか…

こんな仕事内容で、本当に介護士よりたくさんの収入を得ているの?
「給料が安い」と嘆いている看護師を見たことがあるけど、本当はどうなの?
高い給料をもらっているとしたら、ハードな仕事をしている介護士にとっては不満ですけど…
今回は、そんな介護士と看護師の収入の違いとその理由を考えていきたいと思います。

具体的な年収の差は100万円以上

厚生労働省が出した介護従事者の平均給与額を元に算出すると、常勤介護士の年収は342万円ほど。常勤看護師では448万円程度です。
介護士と看護師では100万円以上年収に差が開いています。

介護士の中には、「大したことしてないのにそんなに貰ってズルい!」と思う方もいるでしょうが、実はこの金額は、あまり高くはないと思います。看護師にとっては「こんなにやっているのにこれだけか…」といった金額ではないでしょうか。
どういう事なのか、以下の項目で考えてみますね。

「大したことしてない」は大間違い

施設や事業所の利用者の傷の処置や、転倒などで身体のどこかをぶつけたり怪我をしたとき、簡単な処置や病院へ行くかどうかの判断をするのが看護師ですよね。
一見すると簡単な処置で、病院が必要かどうかの判断だって、素人でもできそうなものですが、これが実はそうではないのです。

その傷や状態、位置などから、その人に合った方法を適切に選んで、処置のしかたを決めています。その人の体調や状態を把握して、病院が必要か適切に判断します。
介護士では、そのための知識が足りません。ガーゼを当てることができるから適切な処置ができるとは限らないのです。
看護師がおこなうと決まっている仕事内容は、簡単なように見えますが、専門知識を駆使して、その時の状態に合わせておこなっているので、簡単にできる事ではありません。

「看護師は暇そう」も間違い

座っている時間があったら、トイレ介助の一つでも手伝ってほしい…という介護士もいるでしょうが、看護師は介護士とは職務内容が違いますし、それ以前に本当はそんなに暇ではないのです。
介護士の仕事は利用者と直接関わる仕事が多く、座っている時間や詰所にいる時間が少ないですが、看護師は詰所でおこなう仕事もたくさんあります。

例えば、道具の消毒や薬の管理は、人数分となると数も多く、しかも間違いやミスがあってはなりません。利用者が通院するための病院への手紙も、その人の状態と診察に必要な情報を適切に伝えなければなりません。これも人数がいれば大変な作業です。
また、少しの余裕は、介護士には絶対に必要です。というのも、どたばたして間違えてしまってはいけないのはもちろん、利用者に特変があったときにすぐ対応できなければならないからです。
看護師は「ちょっと待ってください」とは言えません。

知識代としての年収100万の差は適切か

介護業界の介護士と看護師は、同じ場所で働いていることが多いため、つい比較してしまいますね。本当は比較するものではないことは、もうお分かりいただけたかと思いますが、年収に100万円以上の差があることは、必死に働く介護士には納得のいくものではないでしょう。

しかし、介護士は無資格未経験でも就業できますが、看護師は専門の学校を卒業して介護福祉士より難しい試験に合格しなければなれない職種です。
決して「介護職はバカ」ということではありません。介護職は個々の知識量のばらつきがあり、積極的な人はどんどん知識を増やして介護に活かしていきますが、そうでない人でもできてしまう職種です。つまり、ベースの知識量や経験が介護とは違います。

介護士より看護師の方が、法で定められている「できること」が多いのは、この違いによるものです。「介護はできる」人と「介護もできる」人を同じお金で雇うことはできないので、給与にも差が出ます。

まとめ

平均で見ると、介護士と看護師の年収の差は106万円程介護士の方が安いです。
しかし、ベースとなる知識量や資格の位置づけの違いなどから、介護士と看護師の収入の差は妥当、又は少ないでしょう。

これは、介護士が一概にレベルが低いというものではありません。資格として必要な知識の範囲が違う事や、そもそも仕事内容が全く違うので、比較するものではないのです。
また、非常に勤勉で看護師並みの知識と経験を誇る介護士がいたとしても、資格が介護士である以上、できることは多くても職種が介護士なので、仕事内容は介護です。

看護師が身に付けてきた知識や資格、仕事内容と、介護士のそれを比較した時、年収100万の違いが大きい少ないか、これも難しいところですね。

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