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介護士のお仕事

褥瘡の方は介護士と看護師はどのように連携していくのか

高齢になると、栄養状態の低下や同じ姿勢を保持し続けることにより、褥瘡ができやすくなります。また、一度できた褥瘡は治りにくく、処置を必要とします。そのため、褥瘡に対してのケアを、看護しおよび介護士で連携してケアしていくことが重要となります。
褥瘡の方に対し、介護士と看護師はどのように連携していくのか、ご紹介いたします。

一番近くにいる介護士が、大切な役割

高齢者のケアを、一番近くでしているのが介護士となります。そのため、褥瘡を一番見つけやすく、悪化も予防しやすい立場となります。そのため、介護士は褥瘡になる可能性があるかもしれないと言うことを、アセスメントする能力が必要となります。
そのためには、看護師からどのような状態が褥瘡になりやすいのか等、情報収集をすることが重要です。また、採血状況などを確認し、褥瘡ができやすい人について看護師と共にアセスメントすることが重要となります。

発赤の時点で看護師に伝える

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高齢者の場合、少しでも圧がかかることによって皮膚が赤くなり、その赤みが消えないことがあります。この時点で、すでに褥瘡の始まりとなっており、看護師への報告が必要となります。
すぐ治ると過信してしまうと、その発赤は悪化し、どんどんひどい褥瘡になる危険性があります。そのため、もしかしたらこれは褥瘡かもしれないと思った時点で、介護士は看護師と連携を取ることが重要なことになります。

生活の中で、褥瘡予防を心がけるためには

褥瘡は、日々の生活の中で予防・改善することができるため、介護者の日々の努力が必要となります。しかし、介護士のみでは実施できないこともあり、看護師と介護士が共に協力し行うことが重要となります。
例えば、入浴の際には傷口を直接洗うため、褥瘡がある高齢者が入浴する時に看護師に声をかけます。そうすることで、入浴後ベッドに戻ってから処置を行うよりも、より早く褥瘡を治すことができます。また、除圧をし褥瘡部を改善していくためには、看護師一人で行うことが難しく、介護士に手伝ってもらい実施することになります。そのため、褥瘡を早期に改善するためには、日々の生活の中で介護士と看護師が連携することが重要となります。

まとめ

褥瘡がある高齢者に対するケアだけに関わらず、施設において介護士と看護師の連携は、必要不可欠となります。高齢者にとって、安心して安全な施設生活を送るためにも、介護士から看護師へ、看護師から介護士へ情報を伝達し一緒にケアをしていくことが重要です。ケアの方向性が同じであれば、より良い施設作りを行うことができ、なおかつ高齢者に適切な医療・ケアを早期に行うことができます。

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