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高齢者の方・ご家族の方向けコラム

胃ろうの方に起こりやすいトラブルについて

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胃ろうとは、胃に直接栄養を送るためのチューブを、腹部から入れるための手術となります。そのため、胃ろう増設を行うことで、合併症を引き起こす可能性が高くなります。また、胃ろうは高齢者が増設することが多く、免疫力の低下している高齢者だからこそトラブルが起こりやすいのも現状としてあります。
胃ろうの方に起こりやすいトラブルについて、ご紹介いたします。

皮膚トラブル

胃ろうをスムーズに増設できても、その後胃ろうを入れている部分の皮膚が、トラブルを起こすことがあります。特に、高齢者の場合皮膚形成能力が低下しており、さらに免疫力が低下していることから悪化する可能性も高くなります。
皮膚トラブルとは、チューブ挿入部周囲が赤くなり、さらにジクジクしてきます。ジクジクしている部分が乾燥すれば、皮膚は元の通りに戻ることが多いです。そのため、毎食後にガーゼを取り替えるなど行い、皮膚を清潔に保つことが重要となります。

誤嚥性肺炎のリスクが高い

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胃ろうは、経口から食事を摂取することが難しいため、使用することが多いです。さらに、経口から食事を食べられないと言うのは、嚥下の問題と言うこともあります。そのため。嚥下機能が低下していると言うことは、誤嚥性肺炎のリスクは高い状態となります。
胃ろうを行うことで、唾液分泌量が増え、さらに栄養が逆流することもあります。そのため、嚥下機能が低下して胃ろうを増設した高齢者は、口腔内に貯留した唾液や栄養を上手く飲み込むことができず、誤嚥性肺炎を引き起こす可能性があります。

チューブの自己抜去

認知症高齢者の場合、腹部に違和感がある時に、胃ろうのチューブを自分で抜いてしまうことがあります。故意的ではなく、ただ嫌だから抜くと言うことであり、高齢者に触らないよう伝えても抜いてしまうことはあります。
胃ろうのチューブは、挿入先がバルーン形となっており、胃ろうの穴よりもチューブの先端のほうが太くなっています。そのため、自己抜去した際に、腹部を傷つけ出血することがあります。

まとめ

胃ろうは、延命治療の一つではありますが、胃ろうを入れることによって命を落とす可能性もあります。また、認知症高齢者などにおいては、自らを傷つける材料となる可能性もあるため、胃ろうの取り扱いには十分注意することが重要なこととなります。しかし、どの状態だとしても、トラブルは起こる可能性があります。そのため、トラブルが起きないよう細心の注意をはらうとともに、高齢者を的確にアセスメントしその高齢者に合った対応方法を検討していくことが、トラブル予防としてとても重要なことになります。

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