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介護士のお仕事

浴槽に浸かっている時間の有効活用でご利用者様にミガキがかかる?

介護士の仕事の代表的なものに「入浴介助」があります。
今回ご紹介する内容は、すべてのご利用者様にあてはまる内容ではありませんが、浴槽(湯船)に浸かっている時間を有効活用すると、ご利用者様にミガキがかかる内容をご紹介します。

主に寝たきり、麻痺、拘縮あるご利用者様のために・・・

先にお伝えしておきますが、今回ご紹介する内容は頭のしっかりしているご利用者様や、認知症があって意思表示がハッキリされているご利用者様には不向きな内容かもしれません。

どちらかというと寝たきりやそれに近いご利用者様、麻痺や拘縮の強いご利用者様に効果的な入浴介助のコツとも言えますので、ご理解ご了承ください。

浴槽に浸かっている間、単なる見守りだけではもったいない時間

入浴介助
入浴介助の場面において、介護士が最優先すべき事は、ご利用者様の安全確保です。

でも「安全確保だから」といって、ご利用者様が浴槽に浸かっている数分間、ご利用者様の事をただ何もせず見ているのも、何だか時間がもったいないと思いませんか?

こんなときに、ご利用者様の手首、足首、膝の裏、かかとなどこすってさしあげると、浴槽に入る前に身体を洗っただけではおちなかった皮脂(垢)などを取り除くことができます。
(ただし大浴場タイプだと、他のご利用者様から「この風呂は垢が浮いている」などのクレームになることもあるので個浴や機械浴のときだけにするなど、気をつけて実行してくださいね。)

寝たきりの方、麻痺のある方、拘縮のある方などは主に自由のきかない関節まわりの皮脂、垢、古い角質などが除去しにくい傾向があります。

ご利用者様の皮膚は基本は弱く傷つきやすいので、こすり方やこすり過ぎには注意が必要ですが、比較的皮膚がしっかりしている部分や、麻痺や拘縮で関節を伸ばすことができず、関節がかたくなっていたり、丸まっていたりしている部分は、浴槽内でこすって差し上げると、気持ちの良いくらいに皮脂、垢、古い角質が除去できる方もいらっしゃいます。

また温かいお湯の中では、身体が温まることで自由のきかない関節も少し柔らかく動かしやすくなるので、ストレッチ効果も期待できます。

ご利用者様に、よりミガキがかかった感じがするので、介護士にとっても「良い仕事したな~」って感じになると思います。

まとめ

いかがでしたか?入浴介助時において、ご利用者様が浴槽(湯船)に浸かっている時間も有効活用することで、ご利用者様によりミガキがかかり、介護士にとっても良い仕事をした気になりますよ!

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