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介護士のお仕事

訪問介護の仕事。訪問介護での事故は何が多い?

訪問介護は世間では、多くの方がお手伝いさんのような認識をしているかも知れません。
比較的簡単な仕事のように認識されている部分はあるかも知れませんが、実際は介護技術はもちろんの事、マナーやコミュニケーション力も必要とする仕事です。ここでは訪問介護で仕事をする上で、実際起こりうる事故や対応方法等をみていきたいと思います。

身体介護をする上でよく起こる事故とは?

身体介護は、おむつ交換・更衣介助・移乗介助・入浴介助等があります。身体介護では、入浴介助の事故が多く聞かれます。
自宅のお風呂場な為、ご利用者も慣れから気が緩む事もあるかも知れません。安全に入浴できるように、身体の状態に合った福祉用具や手すり等の導入も検討しましょう。

次に移乗介助の際の事故も多くあります。ご利用者を移す際、落としてしまったり、ずり落ちてしまう事もあります。ご利用者に合った移乗方法を検討すると共に、こちらも福祉用具の導入も検討しましょう。

他には、服薬介助の事故も聞かれます。誤薬と言われますが、薬の飲み忘れや、重複して飲ませてしまう等があります。同じご利用者宅に、複数のヘルパーが入る場合は、事業所やヘルパー同志で連携し、ミスの無いよう、検討しましょう。

生活援助をする上でよく起こる事故とは?

生活援助での事故は調理で火を使う場合の火災等があります。危険の無いよう、可能であれば、揚げ物はなるべくしないように取り決めをしたり、使用中は周りに燃えやすい物が無いか確認をしたり、使用後は火が消えているか、退室前にしっかりと確認しましょう。

他には、掃除中に自宅内の物を誤って壊してしまう事もあるかも知れません。限られた時間の中での仕事ですので、急いでしないと終わらない場合もあるかと思います。ですが、落ち着いて、丁寧に仕事をこなしましょう。
破損してしまった場合等は、事業所が損害保険等に加入している場合もあるかと思いますので、事業所に相談しましょう。

ヒヤっとする事も多い?

事故とまではいかなくても、訪問中にヒヤっとする事はあるかと思います。この「ヒヤリ」での気付きが事故を事前に防ぐ事に繋がります。沢山気付き、へルパーで共有しましょう。

まとめ

訪問中の事故は気を付けていても、起こってしまう事はあるでしょう。しかし、日頃から事故について事例検討おこなったり、事故が起こった場合のマニュアルを作成、周知をしていれば、スムーズに対応できるかと思われます。

また、訪問介護は、ただ決められた時間に訪問し、サービス提供して終わりではありません。生活の中で、転倒や、身体状況の悪化や事故に繋がりそうな事等にしっかりと気付き、安全に安心して生活を継続していく支援をしていく事が大切です。

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