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がんの方の介護方法について

皆さんの生活習慣は大丈夫でしょうか。今の生活習慣を続けていく中で「これは体に悪い」とされていることに真っ先にあがることとして、暴飲暴食と喫煙と飲酒があがるのではないでしょうか。

また、栄養に偏りがある食生活も悪いとされており、特に最近の若者は肉中心の食生活や甘いものなどをよく食べに行く方が目立っています。
まだ若いうちは特に何も感じないのですが、段々と年齢を積み重ねるごとに、若い時代の生活習慣が悪影響を及ぼすことすらあります。

その中で、日本の死因率ナンバー1を誇っているのは「がん」であり、これは主に自分自身の生活習慣が招いた病気の代表となってくるものではないかと私は感じております。
しかし、そんながんにかかった方の介護方法について、悩みを抱えている方は非常に多いのではないでしょうか。

そこで今回は、がんの利用者の方の介護について紹介していきます。

がんのなりたち

皆さんは、がんとは聞いたことはあっても、どのような理由でがんになるのかを知らない方が多いのではないでしょうか。

人間は無数の細胞で出来ており、その細胞自体が内臓や気管や血管、脳を作っています。しかし、実はこれらは全て、どの箇所でもがんになりえます。
つまり、言ってしまえば我々人間はがんの塊が集まって生きているのです。

そう言われてしまうと、「健康診断で特に何も異常はないし、人間ドックを受けても何もなかったのにおかしくない?言っていることが」と普通は感じますし、ものすごく違和感を感じてしまいます。

ではなぜ、がんの塊として生きているなんてことが言えるのでしょうか。それは、細胞の仕組みに秘密が隠されています。
がんができる仕組みとしましては、細胞が傷つくことによって発生してしまいます。

しかし、それだけのことを言われても、刃物で傷つけてもなるのではと思う方もいるかと思いますが、そうではありません。
細胞に含まれている遺伝子が複数傷つくことで異常細胞としてできるのが「がん」なのです。だから我々は、がんの塊として生きているということが言えるのです。

通常、正常な細胞は脳の司令により増えたり減ったりします。しかし、がん細胞の場合は脳の司令を無視してどんどんと有害ながん細胞が増えていくのです。
これが後々悪性化していきますと、他の場所に血液と一緒に流れることによって転移してしまいます。これががんになる仕組みなため、年齢は一切関係ないのです。

がん患者の方の介護は一体どうすればいいのか

がんの仕組みや成り立ちは上記にあげましたが、介護の世界では様々な病気を持った利用者の方がおり、当然ながらがんも例外ではないのです。

気になるのはそんな「がん」の利用者の方の介護をどうすればいいのか、というところですよね。
実際のところ、がんの方は療養的な生活を第一としていることが知られているため、介護施設側と療養に関わる機関との間で連携がとられているケースが多く、中にはこの連携を強化している地域もあります。

しかし、皆さんがイメージするがんの方の介護と言われても、抗がん剤治療がメインと思っている方もいるかと思いますが実はそれだけではありません。
介護の世界では「ノーマライゼーション」を一つの理念として掲げています。つまり、いくらがん患者だからといって、抗がん剤による治療が全てではないのです。

なぜそう言えるのでしょうか。その理由としては、ノーマライゼーションは高齢者や社会的弱者の方にも健常者と同じように生活する社会のあり方を指しています。
つまり、利用者の意思を尊重もせずに抗がん剤治療のみを延々と続ける治療というのは、ノーマライゼーションに反しているのです。

また、薬剤による治療は精神的にも身体的にも大きなダメージを受けるため、亡くなる際にかなり苦しんで亡くなることが知られています。
皆さんも、自分の家族や親戚の方がそのような最期を迎えることは望んではいないですし、嫌なのではないでしょうか。

なので、普通の利用者の方と同様の介護をしてあげることが、がんの利用者にとっては一番いいことなのではないかと私は考えています。
また、本人の望むことを聞いてかなえてあげることも、介護者としての役割ではないかと言うようにも感じております。

まとめ

がんの利用者の介護に悩んでいる方の参考になれたら幸いに思います。

がん患者だからといって抗がん剤の治療のみをするのではなく、まず、どのような形で連携をとっているのかを介護者自身が確認することが重要になってきます。

またそれだけではなく、家族の方やキーパーソンとなった方にどのような介護をしていけばいいのかをしっかりと聞き、そのうえで「このような介護を進めていく方針となりますがいかがでしょうか。」などと、家族やキーパーソンの方との連携や連絡も密にとっていくことが、私たち介護者に求められていることではないかと感じます。

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