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デイサービスのレクリエーションの傾向について

デイサービスでは、一日の日課としてレクレーションが組み込まれ、介護者が主催で実施している施設が多いです。レクレーションの内容は、その施設により様々ですが、近年レクレーションの傾向に変化が出てきています。
デイサービスのレクレーションの傾向について、ご紹介いたします。

地域主催の行事への参加

高齢者を地域で支える動きがある今日において、レクレーションの内容は地域との関わりの場として変化してきています。例えば、地域で主催しているお祭りや、小学校の発表会など、地域社会への参加がレクレーションとしていることもあります。
これは、高齢者にとって日々の生活の中で得ることのできない刺激を、地域に参加することで得ることができ、社会性を見につける面でも有効なレクレーションとなります。

外出行事が増加

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従来は施設内で過ごすことが多く、レクレーションというとボール投げやカルタなど、施設でできるものでした。現在は、小規模のデイサービスが増加し、少人数制であることを生かし、外出行事が増えている傾向にあります。
例えば、一人暮らしの方などのために、回転寿司へ昼食を食べに行くこともあります。これは、リハビリおよびレクレーションを兼ねており、自分でお会計をすることで脳を使います。また、一緒に行った高齢者のために寿司を注文してあげることで、レクレーションにもなります。このように、外出することにより、施設の中で行うレクレーション以上の効果をもたらすこともあります。

介護職主催から高齢者主催へ

施設でのレクレーションと言うと介護者がメニューを決め行う物でしたが、現在は介護予防を取り組む必要性があることからも、高齢者主催のレクレーションへと変化しています。全てを高齢者に任せるというわけではなく、高齢者ができるところは高齢者同士で決め、できないところは介護者が支援していくことになります。
例えば、歌を歌いたいと言う場合、歌う曲を高齢者に決めてもらい歌ってもらうことも一つです。また、「こんなおやつを食べたい」という話があれば、企画を立てデイサービス内で高齢者と一緒につくり食べることもあります。何気ないことかもしれませんが、このように高齢者が「したい」「やりたい」と思う気持ちを引き出し、実施していくことを支援することも重要となります。

まとめ

現在、少人数制のデイサービスが増加し、高齢者一人ひとりのニーズにも応えやすくなってきています。また、地域で高齢者を支える必要性および介護予防の観点からも、高齢者主体のレクレーションが重要とされています。そのため、介護者は高齢者の主体性を尊重し、支援していくことが重要となります。

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