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介護士のお仕事

人を大切にすれば誰でも介護士になれる!介護の仕事を始めよう

我が国がますます高齢化していくことで、介護士の仕事も世間にだいぶ認知されるようになりました。でも「介護の仕事に興味・関心はあるけれど、やったことないし私に務まるかしら・・・」と思っている方もまだまだ多いのではないでしょうか。

そんな心配をされている方向けに、今回は「人を大切にすれば誰でも介護士になれる」という内容をご紹介します。

介護=技術という時代は終わった

今から30~40年前の介護士の仕事の価値観というのは「いかに素早く、入浴、排泄、食事の介助を済ませるか」といったところにあったと思います。私も介護士になりたての頃、介護技術優先といった内容の研修を受けた経験があります。

ところが2000年(平成12年)にスタートした介護保険制度によって、介護の仕事の価値観は大きく変わったように思います。

それは介護は単なる技術屋ではなく「ご利用者様の尊厳を大切にしながら、ご利用者様の生活全般を支える」というように介護士の仕事の価値観はシフトしていったように思います。

介護保険法第1条にも登場する「尊厳」

介護士
介護保険法第1条にこんな言葉が登場します。
加齢に伴って・・・要介護状態となり・・・これらの者が尊厳を保持し・・・(途中略)
(これらの者=要介護状態のお年寄り=ご利用者様のことをさしています。)

つまり、介護保険法という立派な法律に要介護状態のお年寄り(ご利用者様)の尊厳が位置づけられているのです。

このことからも、介護はただ、入浴、排泄、食事の世話をするだけではないということが理解できるのではないでしょうか。

ご利用者様を大切にする気持ちがいちばん大切

私がある入所型施設で介護士として働いていた頃、私の上司から教わった言葉で今でも大切にしている言葉があります。

「介護の仕事は、ご利用者様を大切にできる人なら誰もができる仕事」
「ご利用者様を大切にできない人は技術や知識があっても、ご利用者様やご家族様からは評価されない」

最近、介護業界では高齢者虐待のニュースも多く、真面目に介護業界に携わる者としては悲しくなるような事も多いですが、そんなとき、私は上記の上司が言っていた言葉を思い出します。

目の前にいらっしゃる要介護状態のお年寄りを大切にすること。
単純だけど、介護士の仕事はそれがいちばん大切だということを私は上司に教わりました。

介護士の仕事は介護技術以上に大切なことがあります。
だからこそ、技術力が心配になっている人でもご利用者様を大切にできる人は介護士になれるのです。

いかがでしたか?
介護の仕事に興味・関心はあるけれど、できるか心配になっている方がこの記事を参考に介護の仕事を始めるきっかけになれば幸いです。

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