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介護士のお仕事

介護士では腕時計はOK?アクセサリーを付けても良いのか

仕事をしていると、その職種によって着る物・身につける物が変わってきます。
医療関係の医師や看護師などは、清潔感を出す為に白のナース服や、白衣等を着る事が多いでしょう。車関係の仕事であれば、整備を行う為につなぎ服を着たり、警備員なら警備服を着て勤務をします。

営業の担当をしているサラリーマンは、スーツを着る事がほとんどです。また名刺入れ、ハンカチ、時計などをするのがセオリーとなるでしょう。
その中にも派手な物は避けたり、時計も高価な物をしていかないようにする等の暗黙のルールも存在するようです。

それでは、介護士の服装や身につけるものはどのような物が多いのでしょうか?また、身につけてはいけない物はあるのか調べてみました。

介護士の服装は?

もちろん、介護士にも相応しい服装があります。
介護士は入浴の介助や、ベッドから車いすなどに移乗する介助があります。どうしてもその際には抱えたり、支えたりと体が密着する機会が多くなります。

ましてや、入浴の際には利用者は裸の状態ですので、最も気を付けなければならないのは利用者の皮膚を傷つけない事です。
その為には柔らかい素材の物を着用し、直接体に触れても傷つけにくい服装が適当でしょう。

介護施設などでは、会社からユニホームが支給されて、それを着用する事になります。
支給される服装のほとんどがポロシャツにジャージやスラックスになり、入浴の介助を行う際にはジャージのハーフパンツを着用する事が多いようです。

ユニホームの支給がない所でも同じような服装が適当になるでしょう。また、原色系で派手な洋服も止めておいた方が無難でしょう。白・紺・グレー等の地味目な物が良いと思います。
またベルトを使用しなければならないズボンも止めましょう。ベルトで相手を傷つけてしまう危険性があります。

腕時計の着用はOKか?

介護施設で働く介護士は、勤務時間内での介護がほとんどとなるので、腕時計を着用しなくても施設内の掛け時計を時々確認すれば問題ないと思います。

しかし、住宅型の有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅、自宅に伺う訪問介護員等は、30分・1時間単位で介護サービスを提供していく事になるので、時間はしっかり確認しなければなりません。

また、サービス提供をする場所が施設の居室内や自宅となる為、時計が無い、もしくは見にくい状況にあると、提供時間が超えてしまう可能性がある為腕時計をしていく職員もいるようです。
腕時計をして利用者の居室や自宅に伺う事は問題ありませんが、サービス提供をする際には必ず外すようにしましょう。

先程も説明したように、介助に入る際には利用者を傷つけないよう対応しなければなりません。
腕時計をしたまま体を密着させるのは非常に危険です。そのまま立ち上がりの介助等行うと、皮膚を傷つけてしまう原因になってしまうからです。

利用者の体の腰辺りに両手を回して、少し抱えるようにして立ちあがる介助を行う時に等に腕時計をしていると、体と時計が擦れてしまうので内出血や剥離に繋がるのです。

腕時計は腕から外し、自宅や居室のテーブルの上なんかに置かせてもらう事が一番良いでしょう。
また、今では誰もが携帯電話を持っているので、サービス提供終了時間にアラームが鳴るような対応をしておくのがいい方法だと思います。

腕時計はどうしても身につけている物ですから、うっかり外し忘れてしまう事があるかもしれないので、「時計をしていかない事」が一番の事故予防になると思います。

その他のアクセサリーについてはどうか?

腕時計の他にも、色々と身につけている物はありませんか?指輪やピアス、ネックレスやつけ爪等色々とアクセサリーは豊富にあります。
オシャレを楽しむのは全く問題ない事です。それを批判する事もありませんが、仕事中はすべて外して業務にあたって下さい。

これは介護業界だけでなく、他の職種でもそうでしょう。
もちろんアクセサリーをつけて仕事をする業界もあります。しかし介護はアクセサリーを身につけながら仕事をする事は良くない業界に入るのです。

理由は最初の方からずっと説明し続けているように、利用者を傷つけてしまう直接的に原因になる可能性があるからです。
身だしなみの問題としてもそうですが、やはり一番は怪我をさせないようにする事なのです。

利用者を安全に介助するのに、介護士がアクセサリーで怪我をさせては本末転倒、あってはならない事なのです。

まとめ

「今日は身体介護じゃないから大丈夫」「気を付けながら介助をしているので問題ない」等と思わないでください。
予防に努める事はとても大事な事です。リスクを少しでも回避する為に必ずアクセサリーは外して介護を行いましょう。

ちょっとくらい…と思う気持ちが、とんでもない大事故に繋がる事があるかもしれません。
リスク予防・リスクマネジメントをしながら仕事をする事が、とても大切な事だと思います。

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