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高齢者の方・ご家族の方向けコラム

介護施設を選ぶポイントは?ボランティアは適度に入っているか

介護施設の虐待や事件のニュースも近年増えています。
親や身内を施設に託す家族の立場としては、入所させた後に後悔はしたくないものです。
今回の記事では介護施設を選ぶポイントとして「ボランティアは適度に入っているか」をご紹介します。

外部者が介護施設に出入りする重要性

介護保険制度のポイントの1つに「ご利用者様が住み慣れた地域でできるだけ生活できる」ということが言われています。
近代の介護施設は、その地域に施設が立っていることを地域に還元できているかという地域性を求められるようになりました。

地域に開かれた介護施設であることが制度的にも求められているのです。

地域に開かれた介護施設で、例えばボランティアなどの地域住民の方が適度に出入りしていることは実は介護施設を選ぶ際には重要なポイントになります。

それはなぜでしょう?

ボランティアなどの地域住民の方が(施設にとっては外部者にはなりますが)を適度に受け入れている施設は、
「中を見られても大丈夫な介護施設」ということになります。

外部の方の目が絶えず施設にあるということは、施設の閉塞性を回避できている証拠でもあるのです。
隠し事がない施設であると言えるので、介護施設を選ぶ際には重要なポイントになります。

外部者を全く受け入れてない介護施設は要注意

ボランティアなどの地域住民、施設にとっての外部者を全く受け入れていない介護施設も存在します。

そのような施設は外部者の受け入れをしていない理由をたいてい付けています。

例えば「守秘義務があるから」とか「個人情報の漏えいを防ぐため」とか「感染症を持ち込まないように」とか最もらしい理由を付けています。

しかし近代の介護施設において、外部者の受け入れを全くしていない施設は、介護に対する考え方が遅れているだけでは済まない場合があります。

外部の目が入らない環境はスタッフの緊張感がなくなり、ご利用者様への関わりや介護の質が悪い可能性があります。

ひょっとすると見られてはまずい介護が起こっているかもしれません。

身体拘束やご利用者様が虐待されている可能性も否定できないのです。

外部者を全く受け入れていない介護施設は、仮に建物が新しくてキレイなどの魅力を感じても、親や身内を入所させる際は注意が必要かもしれません。

まとめ

いかがでしたか?

ボランティアなどの地域住民、介護施設にとっての外部者が施設に出入りしていることは、介護施設を選ぶ側にとって重要です。
今回の記事が、介護施設選びで悩んだり迷われているご家族様のご参考になれば幸いです。

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