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高齢者の方・ご家族の方向けコラム

年数経った介護施設を選ぶ方が安心!?新規オープンにはない魅力

介護施設を選び際、親や身内を施設に託す家族の立場としては、入所させた後に後悔はしたくないものです。
多くの地域で新しい介護施設が次々とオープンしていきますが、意外と年数経った介護施設を選んだ方が安心かもしれません。
その理由をご紹介します。

新規オープンは、チーム介護の試行錯誤の始まり

いきなりこんな風に書くと、新規施設でがんばって働いている介護士の方には失礼かもしれません。
しかし、新規オープンは介護士にとっては施設における決まり事を自分たちで作り上げていくということになり、これは決して容易な事ではありません。

チョット見方を変えると、ご利用者様ご家族様にとっては「新規オープン」イコール「良い介護サービス」ではないということです。

建物は新しくても、実際にご利用者様が受ける介護サービスはこれから作り上げられていくという事です。

年数経った介護施設には良い意味の「型」がある

かたや年数経った介護施設は、見た目では新規施設にはかなわないものがありますが、施設(チーム)としての経験値は、それなりのものがあります。

多くの介護施設は、介護士の入退職もつきもので、オープン当初から介護士が退職していない施設を探す方が難しいと思いますが、それでも年数経った介護施設は、介護士の入退職を繰り返しながらも、その施設としての介護の「型」ができている施設が多いものです。

ご利用者様ご家族様としては、ある意味安心感みたいなものがあるとも言えます。

年数経った施設は、ご利用者様も介護士も混乱が少ない

年数経った介護施設は、例えば1日の流れ(ご利用者様の起床から就寝までなど)も、基本線ができていてご利用者様にも働く介護士にも混乱が少なかったりします。

かといって、集団生活リズムを全ご利用者様にあてはめているということでもなく、
その中で個別対応する場面では、介護士や他職員のやりくりなどを上手にして、さりげなく個別対応をしたりしています。

新規オープンの施設だと、この辺りの対応で介護士や他職員(施設全体)が混乱を招くことが多くあります。
誰がどう対応し、どの場面を誰がフォロー(ヘルプ)するのかが施設としてこなれてないからです。

結果、ご利用者様が混乱してしまうということにもなりかねないのです。

まとめ

いかがでしたか?
介護施設は新しければ良いというものではありません。
年数経った介護施設も、介護施設選びの候補として、ご家族様にはぜひ見学等に行ってほしいと思います。

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