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高齢者の方・ご家族の方向けコラム

親が介護が必要になれば、子は退職をするべきなのか。退職をする際に考えたいこと

親が介護が必要となったとき、また介護のレベルによっては在宅介護を強いられた時、子どもは仕事を退職するべきか悩みます。今まで働いてきた職場を辞めるということについて、また将来について様々なことを考えることになります。
親の介護のために仕事を退職する際に、考えたいことについてまとめました。

収入また貯蓄など、生活費について

一番悩むところが、収入面のことになります。収入がなければ生活は成り立ちません。例えば、60歳近くなりもう少しで退職と言う時期であれば、早期退職で1〜2年がんばれば何とかなるかもしれません。しかし、晩婚化が進んでいる今日において、30代〜40代で親の介護をしなければならない状況になる人も多く、貯蓄も一生涯暮らしていけるだけのものがないことも少なくありません。また、介護は先が見えない分何年後から仕事に戻れるのかと言うこともわからず、将来への不安も大きいものになります。そのため、まずは現在の貯蓄そして、生活していくうえでの収入源について考えることが重要となります。

職場に介護制度はあるか

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大手企業などでは、職場に介護支援制度などを取り入れている会社もあり、介護のための休職が認められていることもあります。介護している期間は、無収入となりますが、介護が終わった後元の職場に戻ることができるため、正職員の雇用が少ない現状としてはうれしい制度となります。しかし、この制度には期限があったり様々な規定が設けられていることがあるため、人事部に相談することも重要です。

家族との連携

介護は、一人で行うことは難しく、家族の助けが必要となります。しかし、退職すると言う事は介護に専念すると言うことになり、その人のみが介護を行わなければならない状況になる可能性が極めて高く、他の家族の助けが手薄となることが多いです。そのため、介護者は仕事を辞め、介護を強いられ、協力者がいないという孤独感などに駆られる可能性が高くなります。こうなる前に、退職する前に家族との連携を図り、家族と一緒に介護を行っていくことを理解しあうことが重要となります。

まとめ

親が介護と必要となったとき、子どもが退職する前にまずは、収入面や職場の制度、また家族との連携等を考え、一人で介護を背負わないことが重要なことになります。さらに、介護者自身の将来も考え、何が退職することが本当に良い方法なのかと言うことを今一度検討することが重要なことになります。

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