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高齢者の方・ご家族の方向けコラム

安心して過ごしてほしい、介護拒否がある方のケアプランはどのように作れば良いのか

誰しもが、この先介護を行わなければならない不安を抱えています。特に、介護費用がいくらかかるのかという事に、不安を抱えている人も少なくありません。
安心して生活を送るために、親の介護に必要な費用について、ご紹介いたします。

初期費用として20万必要、まとまったお金が必要

在宅生活を行う場合、住宅改修を行わなければならないことがあります。そのため、初期費用として20万程度かかる可能性があります。住宅改修の費用は、自己負担としては2万〜4万円となりますが、その他必要な物を購入する必要が出てきます。例えば、食事の椅子を背もたれのあるものや手すりのあるものに変更したり、オムツを購入したりするなど、その高齢者の状態によって、必要な物があります。
これらのものを購入し、さらに介護保険を利用してのデイサービスなどの費用など合わせると、初期費用としては20万程度はかかる可能性があるという事を、理解しておくことが重要です。

おおよそ月々15万かかる可能性がある

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高齢者を介護するに当たり、毎月デイサービスやショートステイ、訪問介護や訪問看護など、高齢者に合ったサービスを利用することになります。負担額としては1割〜2割だとしても、それぞれ利用することによりかかる費用があります。また、サービスを利用していないときは、在宅での食費や高齢者がいることにより光熱費もかかってきます。
高齢者の生活やサービスの利用により費用は異なりますが、平均すると月に15万かかることになります。また、介護が必要となってから平均10年〜15年程度の寿命となっているため、介護費用としては  15万×12ヶ月×15年 とすると、1800万くらいは必要になります。

最終的には生活保護を受給する方法もある

介護をする家族にとって、介護をするだけではなく生活があります。そのため、高齢者のためだけにお金を使うわけにはいきません。高齢者に貯蓄がなく、また収入も少ない場合には、世帯分離を行い高齢者のみ生活保護を受けている家庭もあります。
生活保護を受給すると、介護にかかる費用が国の負担となり、家計の圧迫は減少することになります。また、生活の保障はされるため、介護者自身の生活もぎりぎりの場合、生活保護を検討することも一つとなります。

まとめ

介護を行うためには、介護が必要となってから1800万程度かかる可能性があります。介護を行うには、とても費用がかかり費用を抑えるとすると、介護者の精神的な負担が増大することになります。そのため、低収入で生活を行う場合には、生活保護を受給したほうが、安心した生活を送れる可能性があります。

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