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高齢者の方・ご家族の方向けコラム

高齢者の虐待、心を追いつめる、精神的虐待について

認知症高齢者にも、羞恥心はあります。また、どのような状態・病態であったとしても、人間として関わっていくことが重要なことになります。

しかし、介護の現場において、高齢者が人間として扱われなく、精神的虐待を受けている高齢者も少なくありません。
心を追い詰める、精神的虐待について、ご紹介いたします。

排泄を人前で行う

認知症高齢者は、認知症の進行と共にオムツを使用することが多く、トイレでの排泄に失敗してしまうことも少なくありません。また、トイレに誘導し排泄を促す際などに、トイレを開けっ放しで排泄介助をすることは、精神的虐待になります。

拒否が強く、トイレへの誘導も大変でうまく介護ができなかったとしても、高齢者の羞恥心を考慮せずに介助を行うことで、高齢者自身の尊厳を守れていないことになります。

また、認知症だからわからないだろうと言う解釈に伴い、人前で排泄処理を行うと言うことは、介護の現場ではあってはならないことになります。

罵倒を浴びせ、静かにさせる

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認知症高齢者は、昼夜問わず叫ぶことがあります。
また、介護者にとって許せない行為も、確かにしてしまうことがあり、介護者が精神的に不安定になることも少なくありません。

しかし、このような時介護者が大きな声を出して黙らせると言うことは、高齢者にとって精神的に追い詰められることになります。

高齢者自身も、どうして良いかわからずしてしまう行為であるからこそ、そのしてしまったことに対し怒鳴られている現実を受け止めることができず、ただ怒られていることに恐怖を感じてしまいます。

介護を時間で区切り、個人に合わせない

おむつ交換、トイレ誘導、食事、水分摂取など、高齢者が生きていく上で必要な行為があります。これらに対し、定時で時間を決めその高齢者個人の時間に合わせないことも、精神的虐待となります。

これは、3食の時間を不定期にすると言うことではなく、介護者の時間にすべてを合わせることが、虐待になると言うことです。

例えば、おむつ交換を時間で区切った場合、大量にオムツ内に排泄物があるにもかかわらず、時間まで取り替えないとした時、高齢者は汚れているオムツをした状態でその時間まで過ごさなければなりません。この場合、気持ち悪さを感じているがそれを訴えることができなく、辛い状況を強いられていることになります。

このように、気持ちを伝えられない高齢者に対し、言わせない状況を作ると言うことが、精神手虐待になっていると言うことになります。

まとめ

老老介護や認認介護が増えている現状として、高齢者への介護が容易ではなく、さらに介護者自身の精神的苦痛や不安等、様々な因果関係により高齢者虐待は行われています。

しかし、高齢者も一人の人間といて関わっていくことが重要であり、高齢者への虐待が進めば進むほど、介護者も辛い状況になっていく可能性が高くなります。

そのため、介護しやすい環境を整えていくためにも、介護者へのサポートを充実化し、虐待の兆候がある高齢者に対しては、措置入院等守れる環境を提供していくことが重要となります。

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